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予選15組 1 勝本(同志社3) ── ─ ── ┐ | | 勝本 ┐ 2 瀧(龍谷2) ── ┐ | │ | 香月 ┘ │ 3 香月(大阪4) ── ┘ │ 勝本 │ 4 山本峻(神戸1) ── ─ ── ┐ │ | 駒田 ┘ 5 駒田(関西3) ── ─ ── ┘ 予選16組 1 角田(立命2) ── ─ ── ┐ | | 河合 ┐ 2 大河内(大阪4) ── ┐ | │ | 河合 ┘ │ 3 河合(京都5) ── ┘ │ 河合 │ 4 五十嵐(龍谷3) ── ─ ── ┐ │ | 砂田 ┘ 5 砂田(同志社2) ── ─ ── ┘ 予選17組 1 百々(大阪3) ── ─ ── ┐ | | 武蔵 ┐ 2 坂口(和歌山2) ── ┐ | │ | 武蔵 ┘ │ 3 武蔵(立命3) ── ┘ │ 武蔵 │ 4 三村健(関西2) ── ─ ── ┐ │ | 三村 ┘ 5 水野(関学2) ── ─ ── ┘ 予選18組 1 宮屋敷(大阪2) ── ─ ── ┐ | | 木村 ┐ 2 木村(立命1) ── ┐ | │ | 木村 ┘ │ 3 拾井(京都1) ── ┘ │ 木村 │ 4 吉田(和歌山3) ── ─ ── ┐ │ | 吉田 ┘ 5 新谷(関西2) ── ─ ── ┘ 予選19組 1 佐々木(関学3) ── ─ ── ┐ | | 佐々木 ┐ 2 佐野(立命2) ── ┐ | │ | 福浪 ┘ │ 3 福浪(関西3) ── ┘ │ 佐々木 │ 4 河内(京都1) ── ─ ── ┐ │ | 矢野 ┘ 5 矢野(大阪5) ── ─ ── ┘ 予選20組 1 古田(神戸2) ── ─ ── ┐ | | 古田 ┐ 2 武田(立命2) ── ┐ | │ | 武田 ┘ │ 3 西塚(龍谷2) ── ┘ │ 水谷 │ 4 児山(京都2) ── ─ ── ┐ │ | 水谷 ┘ 5 水谷(大阪1) ── ─ ── ┘ 予選21組 1 杉村(大経法3) ── ─ ── ┐ | | 杉村 ┐ 2 宗藤(関西2) ── ┐ | │ | 松澤 ┘ │ 3 松澤(立命3) ── ┘ │ 杉村 │ 4 藤田(京都2) ── ─ ── ┐ │ | 宮廻 ┘ 5 宮廻(大阪3) ── ─ ── ┘ 予選22組 1 千野(大商2) ── ─ ── ┐ | | 岩瀬 ┐ 2 武内(大阪1) ── ┐ | │ | 岩瀬 ┘ │ 3 岩瀬(関学3) ── ┘ │ 岩瀬 │ 4 上田(関西2) ── ─ ── ┐ │ | 上田 ┘ 5 川本(和歌山2) ── ─ ── ┘ 予選23組 1 山口(同志社2) ── ─ ── ┐ | | 山口 ┐ 2 芦江(関西1) ── ┐ | │ | 芦江 ┘ │ 3 北浦(大経法1) ── ┘ │ 山口 │ 4 芝池(京都1) ── ─ ── ┐ │ | 釘本 ┘ 5 釘本(京産2) ── ─ ── ┘ 予選24組 1 中深(近畿2) ── ─ ── ┐ | | 中深 ┐ 2 岩佐(龍谷2) ── ┐ | │ | 山本 ┘ │ 3 山本理(神戸1) ── ┘ │ 栗田 │ 4 栗田(立命4) ── ─ ── ┐ │ | 栗田 ┘ 5 片山(関西2) ── ─ ── ┘ 予選25組 1 松岡(立命2) ── ─ ── ┐ | | 山道 ┐ 2 西田(大経法2) ── ┐ | │ | 山道 ┘ │ 3 山道(甲南1) ── ┘ │ 山道 │ 4 前田(大阪2) ── ─ ── ┐ │ | 前田 ┘ 5 小沢(関西3) ── ─ ── ┘ 予選26組 1 宮原(立命4) ── ─ ── ┐ | | 野末 ┐ 2 野末(京都2) ── ┐ | │ | 野末 ┘ │ 3 中村(関西2) ── ┘ │ 野末 │ 4 西野(同志社3) ── ─ ── ┐ │ | 白河原 ┘ 5 白河原(神戸3) ── ─ ── ┘ 予選27組 1 金川(立命3) ── ─ ── ┐ | | 金川 ┐ 2 森本(大阪1) ── ┐ | │ | 森本 ┘ │ 3 中東(大工3) ── ┘ │ 金川 │ 4 小野(京都1) ── ─ ── ┐ │ | 三村 ┘ 5 三村大(関西2) ── ─ ── ┘ 予選28組 1 喜多(大商4) ── ─ ── ┐ | | 喜多 ┐ 2 河端(和歌山3) ── ┐ | │ | 河端 ┘ │ 3 大中(大阪2) ── ┘ │ 喜多 │ 4 小川(京都2) ── ─ ── ┐ │ | 小川 ┘ 5 三輪(関西2) ── ─ ── ┘ 予選29組 1 ── ─ ── ┐ | | ┐ 2 山西(関西2) ── ┐ | │ | 佐藤 ┘ │ 3 佐藤(京都2) ── ┘ │ 佐藤 │ 4 八木(大工3) ── ─ ── ┐ │ | 石井 ┘ 5 石井(大阪3) ── ─ ── ┘
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海部宣男 『77冊から読む 科学と不確実な社会』 岩波書店 2019.1 1.世界は拡がる 1 『アマゾン文明の研究』 実松 県立 市立267サ 2 『人間・始皇帝』 鶴間 県立 7FS289.2シ 大学1563 3出土遺物から見た中国の文明 稲畑 4 『トロイアの真実』 5 『飛鳥の木簡』 6 『未盗掘古墳と天皇陵古墳』 7 『アイヌの世界』 瀬川拓郎 県立 7F 市立382セ 大学382.11Se16☆アイヌを北海道縄文人の継承者としているが、文化的にはそうかもしれないが、末裔かどうかは難しいな。 8 『イチョウ』 9天文学者たちの江戸時代 10 『江戸の骨は語る』 11耳嚢 根岸 けだ 12北越雪譜 しだ 13 『アホウドリを追った日本人』 14星界の報告 だ 15不思議の国のトムキンス けあだ 16フンボルト ボッティング けあしだ 17 『科学の発見』 18 『「科学者の楽園」をつくった男』 大河内正敏と理化学研究所 宮田親平 県立 青森 大学407.6Mi84 19新版 寺田寅彦全集 けあ 20アインシュタイン日本で相対論を語る けあし 21 『カルチャロミクス』 2.どこから来てどこへ行くのか 22 『生物はなぜ誕生したのか』 23 『ならべてくらべる 動物進化図鑑』 川崎悟司 8F245カ 市立J457カ 24 『毒々生物の奇妙な進化』 県立 8F481.9ウ 市立481ウ 大学481.9W73d 六481ウ 25 『カラー版 細胞紳士録』 藤田 牛木 県立 7FS491.3フ 市立 大学 公 26 『眼の誕生』 海27 『羽』 ハンソン 28進化の運命 けあし 29 『移行化石の発見』 30化石が語る生命の歴史 けだ 31 『歌うカタツムリ』 32 『食べられないために』 33 『シロアリ』 34 『サボり上手な動物たち』 35 『寄生虫病の話』 身近な虫たちの脅威 小島 7FS493.1コ 市立 大学2078 中公新書 36 『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』 N・シュービン 県立 8F467.5シ 市立 37 『鳥!驚異の知能』 道具をつくり、心を読み、確率を理解する アッカーマン 県立 7FS488.1ア 市立488ア 大学488.1A15t☆賢いが脳の仕組みは哺乳類とは異なる。 38 『人体の物語』 解剖学から見たヒトの不思議 ウィリアムズ 県立 市立 39 『ヒトはなぜ難産なのか』 40 『がん』 ムカジー 41 『ゲノムが語る人類全史』 3.不確かな大地からはるかな頭上へ 42 『地球全史』 43 『地底』 ホワイトハウス 44 『超巨大地震に迫る』 45 『日本人はどんな大地震を経験してきたのか』 地震考古学入門 寒川 県立 市立 公 平凡社新書 46 『日本人は知らない「地震予知」の正体』 47 『火山入門』 日本誕生から破局噴火まで 島村英紀 市立453シ 48 『できたての地球』 49 『富士山』 小山 50 『日本の地下で何が起きているのか』 51地震は必ず予測できる! 52天災と国防 53土 藤井 だ 54 『ビジュアル版 氷河時代』 地球冷却のシステムと、ヒトと動物の物語 ブライアン・フェイガン編著 県立 市立456フ 55 『10万年の未来地球史』 56 『NASA』 宇宙開発の60年 佐藤 中公新書 7FS538.9サ 市立 大学 公 57 『MARS』 デイヴィッド 58 『国際宇宙ステーションとはなにか』 仕組みと宇宙飛行士の仕事 若田光一 県立 市立 59ニュー・ホライズン探査機がとらえた冥王星 60隠れていた宇宙 あし 61 『ホーキング、最後に語る』 4.科学と不確実な社会 62プロメテウスの火 63 『原発と大津波』 64 『超常現象』 梅原 65 『気になる科学』 66もうダマされないための「科学」講義 67 『なぜ科学を語ってすれ違うのか』 ソーカル事件を超えて ブラウン 県立 68 『ヒトラーと物理学者たち』 69科学者は戦争で何をしたか 70科学者と軍事研究 けあだ 71 『「大学改革」という病』 72 『人類はどこから来て、どこへ行くのか』 73 『感染症と文明』 県立 7FS498.6ヤ 市立498ヤ 大学 六498ヤ 公 74あなたの脳のはなし けあだ 75 『人工知能』 バラット 76 『2100年の科学ライフ』 77 『2050年の技術』 英『エコノミスト』誌は予測する 県立 8F504ニ 市立504ニ 大学507E19n 六504ニ☆AIが思考することはない。
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[部分編集] キャラ・所属別一覧 ※これら一覧はあくまで各シナリオで確認が取れたものの総覧であり必ずしも一貫したものとは限らないので注意。 ただし、同様の理屈によってこれら一覧が一貫したものではないとも言えないのでやはり注意されたし。 キャラ・所属別一覧 鳴神学園高校(リブート版)現代 1年前 鳴神学園高校年度不明 1994年度 1995年度 2007年度 2008年度 学校に棲みつく皆様幽霊 妖怪 鳴神学園初等部現代 1年前 2年前 3年前 5年前 笹ヶ岡学園 その他の学校関係者 社会人 [部分編集] 鳴神学園高校(リブート版) [部分編集] 現代 一年C組 担任 植野裕樹 一年D組 男子 工藤光輝,真田亮太? 女子 一年E組 担任 男子 坂上修一,内山浩太,西垣嘉晃 女子 一年F組 男子 賽臥隆恭 女子 糸部園歌,谷崎桂 一年G組 担任 桃瀬鞠絵 男子 中野隼人,八重樫彰 女子 福沢玲子,浦部美緒,瀬戸陽子,染谷洋子,野沢知美,蜜田真奈美,美津見志保,元木早苗,渡瀬桂子 一年I組 男子 女子 倉田恵美 一年J組 男子 女子 剣持京華 一年クラス不明 男子 女子 二年B組 男子 荒井昭二,赤川哲也,荻野有矢,曽我秀雄,袖山勝,時田安男,中村晃久 女子 本郷茜 二年C組 担任 稲垣優作 男子 細田友晴,大河内雄大,川辺志道,昆野研哉,佐伯邦彦,高田護,星野元風,吉川虎之助 女子 菊崎あきな,中山真美華,米田秋 二年E組 男子 栗原幸大 女子 二年F組 男子 女子 室戸葵 二年G組 男子 女子 加瀬ひなた 二年J組 男子 姫乃大吾郎 女子 姫乃愛良 二年K組 男子 女子 不知火美鶴 二年N組 男子 女子 墨田美玖 二年クラス不明 男子 日暮太郎 女子 三年A組 男子 女子 岩下明美,海女宮亜里沙,及川由紀,緒方麻紀,本田佐知子 三年B組 男子 朝比奈慎也,長臣英俊 女子 三年D組 男子 新堂誠,大倉和雄,神田拓郎,吉岡陽太郎,吉田達夫 女子 三年F組 男子 日野貞夫,大内光,竹内清 女子 三年H組 担任 男子 風間望,綾小路行人,大川大介,門田到矢,小出照男,西澤仁志,水科海,向井武尊 女子 沢見つかさ 三年L組 男子 浜平昂暉 女子 三年クラス不明 男子 玄武拓馬,神ヶ崎翔,袋田昭吾 女子 真行寺葵,富樫美波 1年前 [部分編集] 鳴神学園高校 [部分編集] 年度不明 一年E組 男子 女子 北島なつみ 教諭 桜井先生,佐々木先生,飯田先生,芦村先生,若月先生,近藤真司,米山先生 [部分編集] 1994年度 一年C組 担任 小林先生 男子 細田友晴,水野,三田 女子 戸沢美紀,米田秋 一年F組 男子 女子 室戸葵 [部分編集] 1995年度 一年A組 男子 坂上修一(VNV),斉藤 女子 一年D組 担任 深尾華穂子 男子 真田亮太 女子 鈴宮亜季耶 一年E組 担任 (NONAME) 男子 坂上修一,内山浩太,西垣嘉晃,三笠正也, 女子 大滝 一年G組 担任 桃瀬鞠絵(鳴七) 男子 島田,長谷部勇介,八重樫彰(鳴七) 女子 福沢玲子,浦部美緒,高坂まどか,染谷洋子,野沢知美,穂波暁子,蜜田真奈美,美津見志保(鳴七),元木早苗,八代,渡瀬桂子(鳴七) 一年H組 担任 比田幸枝 男子 あなた(♂),衣笠聡史 女子 あなた(♀),遠藤エリ 一年I組 担任 田端先生 男子 女子 倉田恵美,元木早苗(アパシー),安条ミルク 一年J組 男子 女子 剣持京華(鳴七) 一年クラス不明 男子 女子 二年B組 男子 荒井昭二,赤川哲也,曽我秀雄,袖山勝(鳴七),鶴田大河,時田安男,中村晃久,右田慎太郎 女子 本郷茜 二年C組 担任 伊勢学,稲垣優作(鳴七) 男子 細田友晴,大河内雄大,川辺志道,昆野研哉,佐伯邦彦(鳴七),高田護(鳴七),星野元風,吉川虎之助 女子 伊藤,中山真美華,藤井三枝,米田秋(鳴七) 二年E組 男子 栗原幸大(鳴七) 女子 二年F組 男子 山形英俊 女子 室戸葵(鳴七) 二年G組 男子 女子 加瀬ひなた 二年K組 男子 女子 不知火美鶴(鳴七) 二年N組 男子 女子 墨田美玖(鳴七) 二年クラス不明 男子 女子 三年A組 男子 佐藤直之 女子 岩下明美,相田瑞穂,犬村秋保,瓜田茄子,及川由紀,大川百合子,大篭哀子,緒方麻紀,高洞由利,椎名舞,野々宮亜由美,本田佐知子,矢口節子 三年B組 男子 朝比奈慎也 女子 三年C組 男子 西垣大吾 女子 三年D組 男子 新堂誠,大倉和雄,金本俊介,神田拓郎,吉岡,吉田達夫 女子 三年E組 男子 玄武拓馬 女子 三年F組 男子 日野貞夫,大内光(鳴七),竹内清(鳴七),清瀬尚道 女子 三年H組 担任 園村淳一 男子 風間望,綾小路行人,大川大介,門田到矢,小出照男,西澤仁志,水科海,向井靖 女子 阿部妙子,小松原ゆかり,沢見つかさ,竹本,永山美香 三年L組 男子 浜平昂暉(鳴七) 女子 三年クラス不明 男子 女子 校長 荒井校長,吉村校長 教諭 小野田先生,黒木源造,白井伝三郎 養護教諭 葛城美和 警備員 山本幸男 用務員 笠外 [部分編集] 2007年度 一年B組 男子 中雅臣 女子 一年F組 男子 賽臥隆恭,柴田浩次 女子 久多良唯桜,桑原美佳 一年H組 男子 中野康太 女子 一年I組 男子 女子 緒方麻衣 一年K組 担任 綾小路行人 男子 山本繁 女子 岡沢真里,市井桃子 二年A組 男子 女子 赤間理沙 二年D組 男子 朝比奈卓也 女子 須磨音巴,依木鈴子 二年E組 男子 風間丈,日暮太郎 女子 二年J組 男子 女子 桐瓦のぞみ,福山梢 三年A組 男子 服部拓磨 女子 三年G組 男子 樺島由宇作 女子 三年H組 男子 女子 富樫美波 三年K組 男子 女子 荒瀬範子 [部分編集] 2008年度 一年D組 男子 工藤光輝,高田勇作 女子 一年G組 男子 女子 倉持千夏 二年B組 男子 山本繁 女子 二年C組 男子 女子 岡沢真里 二年F組 男子 女子 緒方麻衣 三年A組 男子 多々良晴久 女子 三年K組 男子 女子 真行寺葵 三年L組 男子 袋田昭吾 女子 三年O組 男子 風間丈 女子 [部分編集] 学校に棲みつく皆様 [部分編集] 幽霊 [部分編集] 妖怪 [部分編集] 鳴神学園初等部 [部分編集] 現代 六年四組 担任 白木 男子 金沢弘樹 女子 桐嶋寿里 六年六組 担任 百瀬毬絵 男子 宇部壬太,風間祝,葛町龍平,小門宇宙,新堂大誠,富樫黎雄,松戸博士,御手洗吾郎 女子 荒井規子,安西真奈,海野菜月,戸浦愛梨,藤森美沙,松之原瑠々,間中愛,元木香苗 [部分編集] 1年前 五年六組 男子 女子 安西真奈,戸浦愛梨,木戸さやか 五年クラス不明 松之原瑠々,桐嶋寿里 小門宇宙,松戸博士,高木照義 葛町龍平,妻果藤吉 [部分編集] 2年前 四年三組 担任 鈴木先生 男子 新堂大誠,金沢弘樹,松岡伊吹 女子 四年六組 男子 宇部壬太 女子 四年七組 男子 富樫黎雄 女子 六年クラス不明 竹内清二 [部分編集] 3年前 三年クラス不明 宇部壬太,小門宇宙 [部分編集] 5年前 一年クラス不明 戸浦愛梨,木戸さやか 六年クラス不明 桜井瑠奈 [部分編集] 笹ヶ岡学園 一年 守山成樹,是枝雅隆,都築遊 二年 松平純,吉村賢太郎 三年 宮本健史,斉藤圭輔 司書 磯村日出男 [部分編集] その他の学校関係者 [部分編集] 社会人 3-Aのヤンデレ率異常w -- 名無しさん (2010-11-21 12 39 50) 3年A組の女の子怖すぎるわ…www -- 名無しさん (2012-08-24 15 10 48) 小学怖のクラス(特に六組メンバーの五年生以前)の早見表が欲しかったので追加。随時、追記していきます。ちなみに六年四組の担任のソースは公式生放送です。 -- 名無しさん (2020-10-28 13 10 54) 小学怖のクラス不明の生徒に関しては、クラス不明とはいえ何年時に誰と誰が同じクラスだった、という情報はいくつか確認できるので、試験的にそれらで枠を分けてみました。その際、煩雑になるので、男女の区別は無くしました。 -- 名無しさん (2020-10-28 17 52 11) 『新生2』で一年E組の坂上修一と一年F組の賽臥隆恭が同時に成立したりしたので、「現代」という年代ほんと夢があるなぁと思うなど -- 名無しさん (2020-12-30 20 59 38) 曽我君と時田君は公式のキャラクターページで「二年B組」とされているのでそちらに加えました。何事もなく進級できた世界線ではB組、ということなのかも…… -- 名無しさん (2021-12-09 15 39 24) 新たに追加された学校関係者ですが、結構な面々は1995年度ではなくそれ以前の年度不明だと思います。 -- 名無しさん (2022-01-18 14 23 49) ↑ご指摘ありがとうございます。年度が怪しいもの含めて年度不明の項に移動しました。 -- 名無しさん (2022-01-18 15 22 50) 部活のページにも言えるんですが、リブート版で学年が変わったり年度がごちゃまぜになったので、鳴七以後のクラスの設定はこれまでのと分けた方がいいんじゃないかと思ったんですが、いかがでしょう? -- 名無しさん (2022-08-15 14 59 49) ↑ご意見有難うございます。鳴七のぶんを追加した者です。とりあえず(鳴七)表記にしてみましたが、別の年表を作った方がいいですかね? -- 名無しさん (2022-08-16 21 16 56) ↑ありがとうございます。やはり()書き表記が多いと少し見づらいような気がしまして……。試しに仮で1クラス分作ってみたのですが、このようなイメージ(「鳴神学園高校(リブート版)」という箇所)です。いかがでしょう? -- 名無しさん (2022-08-17 20 29 47) ↑有難うございます。(鳴七)表記を消し、抜けや漏れはありますが、現代の残りのクラスをつくってみました。 -- 名無しさん (2022-08-17 22 03 12) 1995年度の一年I組の担任の先生を追加。出典は「日野先輩の災難」です~ -- 名無しさん (2023-12-09 15 55 14) 名前 コメント
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嬉し恥ずかしお弁当 雪村 芽衣子 お昼休み。大河内香と従姉妹である雪村芽衣子は家族をまじえてお弁当をひろげていた。 芽衣子「おばさま、お久しぶりです」 香の母「もうリリアンにはなれた? 芽衣子ちゃん」 芽衣子「ええ、香ちゃんが言った通りに過ごしているつもりです。おかげさまでお姉さまもできたし……」 香の母「だめよ~、香のゆうことなんか聞いちゃ。このこったらあの喋り方どうにかならないのかしらね」 香「……」 芽衣子は心の中で自分の性格が男っぽくなった一因には香ちゃんの存在があるのではと思いつつも笑顔でその場をごまかした。 香はというと、さっきからなぜか落ち着きがない。それに気づいた芽衣子が問いかけた。 芽衣子「香ちゃん?」 香「芽衣子には関係ない」 芽衣子「関係ないって、なによ。このわたくしが珍しく心配してるのに!」 聖香「どうしたの? 芽衣子。大声なんか出しちゃって、みなさんもいらっしゃるのに」 突然の耳慣れた声にぎょっとして芽衣子が振り返るとそこには芽衣子の姉である通称ロサ・ギガンティア、正木聖香の姿があった。 聖香「あ、ごきげんよう。香さまのお母様、お久しぶりです、いつもお世話になっています」 香の母「まあ聖香さん、ごきげんよう。どうぞ座って」 芽衣子「お姉さま……普通、妹の兄に先に挨拶しませんこと?」 聖香「ごめんさい、芽衣子。お兄様お久しぶりです」 芽衣子の兄は軽く会釈して母さえ居ない女性陣に囲まれて少し困った様子であった。芽衣子はまだ機嫌が直っていないようすであったが、 親族一同はいつものことだと、談笑しつつご飯を食べていた。 聖香「よかったら、お昼ご一緒させていただいて、よろしいかしら?」 芽衣子「お姉さま……いくらスールとはいえ少しは遠慮したら?」 聖香「芽衣子の意地悪~私と一緒じゃ嫌というのね……」 香「芽衣子のことは気にしなくていいよ。急にお姉さまが現れたもんだから意地張ってるだけなんだから」 それを聞いた芽衣子はにやりと不適な笑みをうかべた。 芽衣子「意地はってるのはどっちでしょうねぇ」 香「なんのこと?」 芽衣子「最近よく美術室にくるじゃない」 香「……」 聖香「ああ、あのかわいい子ね。わたくしも気になってましたわ。お名前はなんていったかしら?」 香「聖香までいっしょになって……」 芽衣子「黒崎のぞ……あ、望さんだ!」 今度は二人が同時に芽衣子の指さすその方向を観ると、そこにはまぎれもない一年松組で美術部の黒崎望が立っていた。お弁当を片手に彼女はだいぶ動揺した感じであった。 望「私が、どうかしました?」 芽衣子「望さん、待ってたわ、さあ一緒に食べましょう」 聖香「遠慮なんてなしよ、美術部では芽衣子がいつもお世話になってるのだし、いらっしゃい望さん」 望はおずおずと無言で聖香と芽衣子のつくった香の隣のスペースに緊張した様子で座った。 聖香「望さん、わたしのたこさんウィンナーあげるわね」 望「わぁ。ありがとうございます。今日入ってなかったんです」 芽衣子「望さん、わたくしのからあげあげるね」 望「芽衣子さんも?」 聖香「あら、芽衣子もお料理の腕上げたわね、前はから揚げなんて作れなかったじゃない?」 芽衣子「どうせ、母がつくりました……」 望「じゃあ私の玉子焼きも食べてみてください。これだけは定評があるんです」 聖香「ありがとう、いただくわ。おいしい、香さまもいかがです?」 香「いや、僕は……えーっと、望さん、春巻きは嫌いじゃない?」 望「春巻きは好物です。ありがとうございます、香さま」 聖香「中華なんて、作れますのね。さすが香さま、今度教えてくれません?」 香「……母がつくりました」 さすがに一同が沈黙した。が、すぐに望が 望「お母様、お料理上手なんですね」 と、笑顔でおいしそうに春巻きを食べ始めた。それを見た香はさっきまでとはうってかわってほっとした様子であった。芽衣子がひじで聖香をつつく。 芽衣子「お姉さま、わたくしたちが居なくてもだいじょぶそうね」 聖香「そうですわね、いい感じね。お二人とも」 香「なに二人でコソコソはなしてるのさ?」 芽衣子「香ちゃんには関係ない」 香「う……」 聖香「もうこんな時間! 早くお弁当、食べないとフォークダンスに間に合いませんわ」 あわててお弁当を食べ始めた一同だったが、その時、聖香にも芽衣子にも見えないようにそっと望が香にささやいた。 望「交換です」 香のお弁当箱のすみにはちょこんと望のつくった玉子焼きがおいてあった。 xxx終わりxxx
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前ページ次ページSSまとめ 7-637 7-637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[茶々○的反応] 投稿日:2005/08/20(土) 16 33 10 ID ZjLmFaAm0 「うー」 「…マスター」 「うーっ」 「…マスター、どこかお体の調子が?」 「いや、身体は問題ない。多少血が欲しいくらいだ。それよりこれを見てみろ」 「古典の問題集です。購買部にて定価1500円で販売中だと記録していますが」 「値段はどうでもいい。問題は中身だ」 「再生紙100%と印字されていますが、実際には14.17%ほどが――」 「どうしてお前は肝心なところでロボットらしい言動に戻るんだ」 「申し訳ありません、マスター」 「別に責めている訳ではないが…それよりこのページの問3を読んでみろ」 「『下線部?より、「私」の心情を最も的確に表したものを次の中から選択せよ。 ア:はいはいわろすわろす イ:な、なんだってー ウ:ころしてでも うばいとる エ:今の自分は勝ってると思います』 とありますが」 「…お前はこの選択肢を作った人間がおかしいとは思わんのか?」 「誤植は見受けられませんが」 新田「えヴぁっくしゅい!」 7-680 7-680 名前:あくまで保守[sage] 投稿日:2005/08/21(日) 05 20 50 ID /seJPu750 ある日留守番ザジ TV「先日河原被告の第二公判が行われ…」 ザジ「( ・ω・)…」 TV「『ハイ!引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!しばくぞ!!』 `Д´ 」 ザジ「( ゚∀゚)Σ」 数分後・・・ , ´ ヽ ?♪ . (l」l」l」||ヽ ||キヮテ||) つ─◎ /´ ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ /´ ̄し  ̄し \ ///  ̄ ̄| | | ̄ ̄ ̄| 、_人_ / 彡 ◎ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | _) ◎彡.| | ハ゛ン | | | | ´`Y´ .| | ハ゛ン t______t,,ノ t_______t,ノ ザジ「♪♪♪?・・・・!!!!」 ちう「・・・・何やってんだ?」 ザジ「・・・・帰ってたんだ・・・・(/////)」 《おまけ》 夕映「(ドンドンドン)開けろ!開けろ!さっさと代われ!もるです!(#TдT)ノシ」 のどか「わ、わかったからせかさないでよ?(;´Д`)」 7-683 7-683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[保守] 投稿日:2005/08/21(日) 06 57 26 ID zkj50J040 TV「敗れた選手たちが甲子園の土を袋に詰めています」 ザジ「?(゜∀゜)コレダ」 後日 ちう「ふう、やっと終わったか。ったく体育なんてだるいだけだな」 ザジ (ザッザッザッ…) ちう「ん?ザジのやつ何してるんだ?」 ザジ「(ちうの踏んだ土、ちうの踏んだ土♪)」 7-688 7-688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[勝手なカプスマソ] 投稿日:2005/08/21(日) 11 06 34 ID CyYAotQOO 放課後、学園のカフェテリア エヴァはお気に入りの紅茶で人を待っていた 「全く、いつも待たせおって」 そう言ったと同時にざんぎり頭の活発な少女が走って来た 春日美空 陸上部所属のクラスメイト、そしてエヴァ討伐を命じられたシスター 敵同士の二人が待ち合わせ、ありえない構図だ 「すみません!練習長引いてしまって」 エヴァは一瞥して 「まあいい。喉が渇いたろう、アイスティーにするか?」 「いえ、エヴァさんと同じお茶で」 美空は敵にさん付けし、同じ紅茶を求めた、なんの警戒もない 茶々丸がカップに紅茶を注ぐ。 アールグレイの新茶 いい香りが広がる 「いい香り…そうだ」 美空は鞄から包みを取り出した 「お茶菓子にクッキーです」 「聖餐か?」 「まさか、一時休戦でしょエヴァさんがお茶に細工しないように」 「そうだったな」 二人は一度戦っていた だがエヴァが何者かとの戦いで深手を負っていたので、美空は手当てをした 以来美空はエヴァに話し掛けたりするようになりエヴァもなにか感じる物があり、今出はエヴァが茶に誘う程だ 無言でクッキーと紅茶を楽しむ二人、なぜか二人共この空気が好きだった そして別れ際 「これからはお前から誘え、待つのは苦手だ」 7-692 7-692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/21(日) 13 14 57 ID no8gCwpRO チャチャゼロ 「飲ムカ?」 ワインを差し出すゼロ ちびせつ 「すいません私お酒はー・・・」 チャチャゼロ 「ナンダツマラン奴ダ」 ちびせつ 「ごめんなさーい・・・てへへへ」 チャチャゼロ 「ン?何ダソレハ?」 ちびせつ 「京都土産の八橋です♪一緒に食べましょー」 チャチャゼロ 「ヒトツモラウゾ(はむはむ)」 ちびせつ 「(はむはむ)」 チャチャゼロ 「ホウ悪クナイナ」 ちびせつ 「ですよねー良かったーえへへへ」 チャチャゼロ 「・・・オ前トイルト私マデ丸クナッチマイソウダゼ」 ちびせつ 「?」 7-699 7-699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/21(日) 13 48 41 ID BjWGSKquO 「…」 虫かごをそっと差し出すザジ 「はぁ?虫なんていらな…」 「…」 ずいっとかごを押し付けるザジ 「(´・А・`)」 「だぁーっそんな顔でこっちを見るな! 分かった!分かったもらうから!」 「(≧∀≦)」 かごの中をのぞくちう 「…オオクワガタ?かなりでかいな…」 ふと、先日テレビを見ながらオオクワガタは高く売れるんだ、と話していたことを思い出す 「ばっかだな、お前」 「?(´Д`)」 「お前からのプレゼントなんだから売る分けないだろ…」 「(´∀`*)」 「わっ ばかお前抱きつくな!おい!」 7-713 7-713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/21(日) 18 53 02 ID no8gCwpRO まき絵 「えー醤油だってー」 亜子 「絶対ソースやってー」 アキラ 「・・・・・」 裕奈 「どっちでもいいじゃん二人とも」 まき絵 「よくないよー絶対醤油!これは譲れない!」 亜子 「ソース!何言うてんのまき絵」 アキラ 「・・・・・」 裕奈 「おいおい」 まき絵 「もういい!亜子のバカー!」 亜子 「まき絵のアホー!」 裕奈 「ちょ二人とも・・・・」 四葉 「あんたたち料理の事で喧嘩は御法度だよ」 まき・亜子 「ビクッ!」 まき絵 「そ、そだねーごめんね亜子ソースもいいよねー」 亜子 「う、うんごめんねまき絵今度醤油も試してみるわ?」 裕奈 「ふぅ良かった良かった・・・」 アキラ oO(マヨネーズ) 7-722 7-722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/21(日) 20 37 32 ID no8gCwpRO 朝早くクラスの教室 ガラッ アキラ。oO(誰もいない) つかつか・・・カタッ自分の席に着くアキラ アキラ。oO(早く来すぎたかな?) つかつか・・・ふきふき カバンを置き教室を掃除し始めるアキラ アキラ。oO(ふんふ?ん♪) 一段落したアキラ アキラ。oO(寂しいな・・・誰かこないかな・・・・・) 静かな教室 アキラ 「・・・・・」 まだ誰も来る気配はない アキラ。oO(寂しい) ガラッ! 朝倉 「おーすオハヨー!おっ大河内早いねー」 アキラ 「あっおはよう(嬉)」 朝倉 「って何で涙目なの!?何かあったー?」 アキラ 「え、あのその・・・」 無言で朝倉に抱きつくアキラ 朝倉 「へっ!?何!」 アキラ。oO(寂しかったよぅ・・・くすん) 7-725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/21(日) 20 51 31 ID RpNwW2Dg0 がばっ! 引き離す朝倉 朝倉「ダメダメ私にはちうが!!」 7-728 7-728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/21(日) 21 27 34 ID no8gCwpRO 背を伸ばすため牛乳を飲むエヴァ エヴァ 「ゴクゴクッ」 茶々丸 「・・・新田のうなじ」 エヴァ 「ブーーーーーッ!ど、どうした茶々丸急に!?」 茶々丸 「すいませんマスター機械トラブルです」 エヴァ 「そ、そうか・・じゃあ仕方ないな。ゴクゴクッ」 茶々丸 「・・・ネギ先生→小さい→かわいい→新田」 エヴァ 「ブーーーーーッ!な、何だそれは!わざとだろ!」 茶々丸 「いえそのような事は、すいませんマスター」 チャチャゼロ 「ケケケ御主人ガ丸クナッタノハコイツノセイダナ」 7-814 7-814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/08/22(月) 19 25 01 ID jbMgkyHVO 朝早くクラスの教室 ガラッ のどか。oO(はうぅ誰もいない・・・) つかつか・・・カタッ自分の席に着くのどか のどか。oO(早く来すぎたかな?) つかつか・・・パラパラ カバンを置き本を読み始めるのどか のどか。oO(ふんふ?ん♪) 一段落したのどか のどか。oO(昨日のテレビおもしろかったなぁ) 思い出してにやにやするのどか のどか。oO(HGさんって言ったっけ・・・ふふ) のどか 「フォーーーー!」 ・・・ボトッ・・・何か音がした、振り返るとまき絵がいた・・・ まき絵 「・・・本・・屋・・・・ちゃん?」 のどか 「あうぅ違うんですこれは・・その」 まき絵 「見てない!私何も見てないからーー!」 外へ駆け出すまき絵 のどか 「・・・・・・・・ふぉ」 7-836 名前:勝手に814の続き1/2[sage] 投稿日:2005/08/22(月) 21 12 00 ID /XjJwDkJ0 のどか「・・・・・」 夕映「(ガラッ)のぉどぉかぁ?!!!(ニヤニヤ)」 “話は全部聞かせてもらったぞAA”風に夕映登場 のどか「ゆ、夕映!・・・お、おはよう。」 夕映「とぼけるつもりですか?(ニヤニヤ)」 のどか「・・・え?」 夕映「廊下まで聞こえたですよ、お・た・け・びぃ。(ニヤニヤ)」 のどか「えっ!!・・・な、何言ってるの?気のせいじゃない?」 夕映「しらばっくれる気ですか?こっちは何もかもお見通しです!!(ニヤニヤ)」 のどか「うっ・・・。」 夕映「今ここでやってみせるです。まき絵さんに見せたのと同じ事を!!(ニヤニヤ)」 のどか「い、嫌だよぉ?・・・(それに別に見せたわけじゃないし・・・)。」 夕映「やらないとみんなに言いふらすです、のどかは朝教室で変なおたけびをあげていると。(ニヤニヤ)」 のどか「そんな・・・。」 夕映「ネギ先生にも言っちゃうですよ。きっと軽蔑の目で見られる様になるです。(ニヤニヤ)」 のどか「!!!!無茶苦茶だよ・・・。」(←半ベソ) 夕映「嫌ならもう一回おたけびを上げるです!! あと一回恥をかくか、みんなから白い目で見られるか、どっちがいいんですか!!?」 のどか「・・・夕映の意地悪・・・(グスッ)。」 夕映「さあ、どうするですか?早くしないとみんなが来るです。(ニヤニヤ)」 のどか「(グスッ・・・)解ったよぉ・・・やればいいんでしょ、やれば・・・。」 夕映「流石のどか、物分りがいいです。(ワクワク)」 7-837 名前:勝手に814の続き2/2[age] 投稿日:2005/08/22(月) 21 13 14 ID /XjJwDkJ0 のどか「ふ・・・フォーーー・・・」 夕映「やる気が感じられないです。もっと大きな声で!」 のどか「ウッ・・・無理だよぉ・・・(グスッ)」 夕映「真面目にやらないと言いふらすですよ!!」 のどか 「フォ、フォーーーー!」 夕映「もっと激しく!」 のどか「フォーーーーーーー!!」 夕映「もっとハードに!!」 のどか「フォーーーーーーーーーー!!!!」 夕映「(フッ・・・かわいいです・・・。)もういいですよ、のどか。これからはせいぜい気を付ける事です。」 のどか「ハァ?・・・」(←へたり込む) のどか。oO(HGなんてキライだ・・・。) 7-869 7-869 名前:1/3[なんか上にハイレベルなのが来てる予感orz] 投稿日:2005/08/23(火) 00 26 39 ID cemOCk250 今日は年に一度のお祭り騒ぎ、麻帆良祭の初日。 クラスのホラーハウスが一段落したので、部活の模擬店の手伝いに来ていた。 私の所属する水泳部は毎年恒例のたこ焼き屋台。 今年で三回目の私は、たこ焼きを返す“キリ”の扱いにもだいぶ慣れていた。 そこそこ繁盛しているけれど、ほかの部員たちはいまいちやる気がない。 体育系の部活だし、本業から大分離れているのは確かだ。 でも、私はこの屋台に楽しみのようなものを感じ始めていた。 自分が作ったものを誰かに食べてもらう。 一体どんな反応が返ってくるのか。喜んでくれるだろうか。 プールのスタート台に立った時とはまた違った期待と緊張。 よく分からないけれど、なんだかクセになりそうな感じだ。 実は密かに楽しみにしていることがある。 私たちのクラスの担任、ネギ先生がもし食べに来てくれたら。 私のたこ焼きをあのカワイイ10歳が食べたとき、どんな笑顔をしてくれるだろう。 でも…とても忙しそうなネギ先生を見ていたら、結局“来てください”とは言えなかった。 何だろう、この複雑な気持ちは。 そんなことを考えながら、黙々とたこ焼きを返していた。 7-870 名前:2/3[] 投稿日:2005/08/23(火) 00 27 42 ID cemOCk250 「いらっしゃ、あれ?」 そこにちょこんと立っていたのは、全く予想していなかったお客さんだった。 「ザジさん…なんで?」 と、思わず言ってしまう。 「……」 困った。私もどちらかというと無口な方だけれど、彼女はもっと無口だった。 というか、ザジさんが誰かとしゃべっているのを見たことがない。 しかし、その瞳は何かを訴えているように見える。 「えーと、たこ焼き食べに来てくれたの?」 思い切って訪ねてみる。 「(こくこく)」 無言でうなずくと、たこ焼きが6個入ったトレイを指さした。 「ありがとう。でもちょっと待ってて」 そう言うと、私は慣れた手つきでたこ焼きを詰め、その上にソースをかけ、 トッピングに青のりとかつお節を乗せた。 そしてつまようじを二本刺すと、かつお節の踊る焼きたてのたこ焼きを手渡した。 彼女は慎重にそれを受け取り、早速一口でほおばる。 しばらく熱そうに“もぐもぐ”としてからやっと飲み込んで―――満面の笑みを浮かべた。 私は思わずキリを落としそうになった。 驚いたのもあるけれど、それ以上にその笑顔に見とれていた。 7-871 名前:3/3[たこ焼きアキラ支援] 投稿日:2005/08/23(火) 00 29 33 ID cemOCk250 私がぼーっと見ていると、つまようじに刺さったたこ焼きが近づいてきた。 はっと気が付くと、ザジさんが一生懸命腕を伸ばしている。 「……私に?」 こくりとうなずく。 普段なら恥ずかしくて絶対に食べないはずなのに、 でもあの笑顔を見ると、自分で作ったたこ焼きがより一層美味しくなったような気がして、 差し出されたたこ焼きをぱくっと食べた。 彼女がまた微笑む。 それまでは一度も話したことがなかったのに、彼女がとても近くに感じられて、 なんだか友達になれそうな気がした。 誰にあげるのかもう一箱買って彼女は帰っていった。 帰り際に「また来てくれるかな?」と尋ねたら、 彼女はまた無言でうなずいた。 7-891 7-891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[たこ焼きアキラ短編集] 投稿日:2005/08/23(火) 04 51 23 ID HgnUL3fEO #1箱目『とりあえず自己紹介とか。』 アキラ「大河内アキラです。どうやら私がこの話の主人公らしいです。 皆さんに美味しいたこ焼きを食べて貰える様に頑張ります。」 さっちゃん「四葉五月です。この話でも原作と変わらず超包子でコックをやってます。 皆さん、是非超包子に来て下さいね?。」 新田「私g(スタッフ:時間ですので終了です?!)」 新田「(´・ω・`)」 #2箱目『可愛いお客さん達。』 私の働いているたこ焼き屋には、クラスメートの子達がよく来てくれます。 長谷川さんとザジさん。朝倉さんと相坂さん。早乙女さんと綾瀬さん。 亜子と祐奈。女装したネギ先生とその幼馴染みのアーニャちゃん。 私の気のせいかもしれない事なのですが…。 来てくれるクラスメートの子達が皆カップルの様な気がします。 …私のお店には何かジンクスでも有るのでしょうか?? 前ページ次ページSSまとめ
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前ページ次ページSSまとめ 32-699 32-699 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 44 38 ID ??? 風香 甘えん坊将軍 1/9 むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです 風香 「競馬?」 ネギ 「そう、馬の競走です。僕の国では盛んですけど」 将軍様の朝食の時、そんな話題が出てきました ネギ 「明日菜さんなんて実は特級騎手(トップジョッキー)なんですよ」 風香 「ふーん・・・そう言えばあやか姉って、馬の扱いが上手だったよね」 あやか 「それほどではありませんが・・・」 風香 「じゃあ、競走しよっか」 その一言が始まりでした 葉加瀬 「で、競馬場を作れと・・・」 夏美 「困ったもんね、上様のわがままにも」 葉加瀬 「簡単ですから別にいいですけれどね」 夏美 「簡単なの!?お金だってかかるんじゃない!?場所だってさ!!」 葉加瀬 「ふっふっふっ・・・こんなこともあろうかと」 夏美 「用意していたんだ」 葉加瀬 「ええ、私が運営している地下競馬場なんですけれどね。非合法の」 夏美 「非合法ですか・・・」 葉加瀬 「指をぱちんと鳴らせば地上にせり上がりますよ。格闘漫画の闘技場みたいに」 夏美 「何でもありね」 葉加瀬 「狂科学者ですから」 32-700 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 45 41 ID ??? 2/9 それからしばらくして 和美 「第一回麻帆良杯が開催されるよ〜!!」 城下では瓦版屋さんが一生懸命競馬の宣伝しています 和美 「ついでに出場選手も募集してるよ〜賞金は1000万帆(帆=円)だ!!」 その情報はあっという間に麻帆良の町を巡りました 佐々木神社にて・・・ まき絵 「出てみよっかな〜」 真名 「御意に。ただし、覆面でお願いいたします」 超春館薬局にて・・・ 超 「出るネ。拒否は許さんネ」 古 「競馬?一番ニナレバイイアルカ?」 め組にて・・・ 千雨 「お祭りごとか、なら出るっきゃねえな」 ザジ 「・・・」 麻帆良城にて・・・ 楓 「ふふふ」 和泉養生所、奥の部屋にて・・・ エヴァ 「賭け事と聞いてわしが関わらんわけにはいかんじゃろ。茶々丸、出るのじゃ」 茶々丸 「イエス、マスター」 寺子屋にて 子供 「先生は出ないの?」 千鶴 「どうしようかしら、おうまさんなんて乗ったことはないんだけれども・・」 こうして競馬の開催日を迎えました 32-701 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 46 50 ID ??? 3/9 和美 「さあ、今日はお日柄も良く、いわゆる良馬場になりました。いよいよ麻帆良杯の開催です」 葉加瀬 「馬場は砂、距離は2400間(間=メートル)で行われます」 和美 「馬場の形状は楕円、直線は手前も向こうも800間、曲がりは400間です」 葉加瀬 「坂はありませんね。平坦な馬場ですよ」 和美 「さて競走規則についてですが・・・・ぶっちゃけ一番最初に終点に着いた人の勝ちです」 葉加瀬 「尚、その間の妨害はある程度自由です。怪我しない程度なら」 和美 「ずいぶんと曖昧ですね」 葉加瀬 「そのあたりは騎手たちの良心にお任せです。では出場選手の紹介をお願いします」 和美 「わっかりました〜」 和美 「第一枠、流星号。騎手は雪広あやかさんです」 葉加瀬 「一枠は雪広家のあやかさんですね。乗り方は優雅ですけれどもどうなんでしょうか?」 和美 「今のところ二番人気ですね。なんだかんだ言っても優秀ですから」 和美 「第二枠、白鷺号。騎手は覆面娘さんです」 葉加瀬 「二枠は謎の覆面さんです。馬の乗り方は上手そうですね」 和美 「なかなか身軽そうに乗りこなしています。現在のところ四番人気です」 和美 「第三枠、ぶろーどそーど号。騎手は魔法国の明日菜さんです」 葉加瀬 「三枠は魔法国の特級騎手、明日菜さんです。さすがに馬の扱いになれています」 和美 「本命の登場ですね。一番人気です。掛け率は1.2倍ですね」 和美 「第四枠、青葱号。騎手は寺子屋の千鶴さんです」 葉加瀬 「四枠は寺子屋の先生ですね。何とか馬に乗っているようですが」 和美 「残念ながら八番人気で一番人気が無いです。見ていて危なっかしいくらいですから」 和美 「第五枠、纏号。騎手はめ組の千雨さんです」 葉加瀬 「五枠はめ組のお頭ですね。強気な責めが見られそうです」 和美 「噂では受けと言うことですが・・・人気は五番人気ですね」 32-702 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 49 12 ID ??? 4/9 和美 「第六枠、茶々零号。騎手は洋館の茶々丸さんです」 葉加瀬 「六枠は洋館の管理人さんですね。冷静な判断を武器にしているように見えますね」 和美 「現在のところ三番人気です。一着争いに絡みそうです」 和美 「第七枠、赤兎馬号。騎手は薬局の古さんです」 葉加瀬 「七枠はあの怪しい薬局の用心棒さんです。身体能力は高いのですが、どうも受けな様です」 和美 「おどおど感が人気にも影響しているようです。現在は七番人気です」 和美 「第八枠、忍忍号。騎手は黒装束のしのびさんです」 葉加瀬 「八枠は上様の・・・もとい謎のしのびさんです。身長が大きく、馬への負担が大きそうですね」 和美 「不振な感じが何となく皆さんを賭けにくくしているようです。現在のところ六番人気ですね」 葉加瀬 「さて、一通りの紹介の後は各馬の倍率です」 一枠、流星号。倍率2.4倍 二枠、白鷺号。倍率4.9倍 三枠、ぶろーどそーど号。倍率1.2倍 四枠、青葱号。倍率38.9倍 五枠、纏号。倍率7.7倍 六枠、茶々零号。倍率3.7倍 七枠、赤兎馬号。倍率10.1倍 八枠、忍忍号。倍率8.1倍 (倍率人気参考、桜子先生) 和美 「さて、全馬枠内に収まりました。もうじき競走開始です」 葉加瀬 「競走開始の鐘を鳴らすのは・・・夏美嬢です。ではお願いします」 葉加瀬さんが手を振るのを合図に、高台の上に上って槌を持つ夏美さんが大きくを槌を振りかぶりました か〜ん!!!!! 鐘の音が響くと同時に、枠の前を塞いでいた板が上に上がり、競走が開始されます そして一斉に馬が飛び出しました 32-703 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 50 08 ID ??? 5/9 千鶴 「あらあらあら・・・走ってね、お馬さん」 他の馬は飛び出しましたが、千鶴さんの馬は枠の中で立ち止まったままでした 千鶴 「走ってね、お馬さん」 しかし、お馬さんは走ろうとはしません 千鶴 「走って、ね?」 千鶴さんの雰囲気が変わりました。さすがは野生動物です、生死に関わることには敏感に反応したようです 出遅れはしましたが、何とか千鶴さん、競走開始です 和美 「綺麗な出走かと思いましたが、一頭出遅れたようです」 葉加瀬 「青葱号ですね。まあ、人気通りと言ったところでしょう」 和美 「この遅れは致命的ですね。おそらくはもうダメでしょうね」 葉加瀬 「では、現在の意図取りを見てみましょう。先頭は纏号ですね。その一馬身後ろに赤兎馬号です」 和美 「さすがちゃきちゃきのお頭、一番でないと気が済まないようですね」 葉加瀬 「古さんも後を追っているようですが、こんなにとばして馬の体力が続くんでしょうか?」 和美 「二馬身離れて三番手に白鷺号、四番手にぶろーどそーど号、五番手に流星号です」 葉加瀬 「このあたりは固まっていますね。ほとんど差はないです」 和美 「六番手に忍忍号、ちょっと離れて茶々零号が七番手です。青葱号は大分離れていますね」 葉加瀬 「全体の流れはこんな感じです。いま300を超えました」 32-704 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 50 53 ID ??? 6/9 葉加瀬 「むっ!!ここであやかさんの流星号が前に出てきました」 和美 「ぶろーどそーど号を抜いて、現在先頭集団に近づきつつあります」 葉加瀬 「おや、ここで覆面娘さんが何かを取り出しました。小さな袋ですかね?」 和美 「それを・・・投げたあ!!そしてあやかさんに当たったぁ!!」 あやか 「げほげほ・・・くしゅん!!!これは胡椒!?」 葉加瀬 「一気に抜こうとした流星号が下がります。おおっと!!!」 明日菜 「悪いけど、死んでよね」 ドゴォ!!! 和美 「ここで蹴りだぁ!!明日菜選手、器用に片足であやか選手に蹴りを放った!!たまらずあやか選手、落馬です!!」 葉加瀬 「怪我は・・・していないようですね。覆面娘さん、明日菜さん結構外道ですね」 和美 「争いに情けはいらないようです。現在400を超え、第一曲線に向かいます」 葉加瀬 「ここは誰も仕掛けませんね。動きはなく、そのまま第二曲線を越えて向こう正面の直線になります」 葉加瀬 「おや、ここで赤兎馬号が纏号に並びました。熾烈な先頭争いです」 和美 「両者受けと言われていましたが、なかなかの攻めですね。おおっと!!!」 葉加瀬 「ここで古さんが体勢を崩しました。このままでは落ちるのは時間の問題でしょうか」 和美 「ここで・・・なんと纏号のお頭が手をさしのべました。二頭は失速しますが仕方ないですね」 古 「アナタ、助ケテクレタ?」 千雨 「ちっ!!仕方ねえだろ、手前がしっかりして・・・」 古 「アナタニ惚レマシタ・・・好キデス。私ヲ捧ゲマス」 千雨 「な、何を!?こら!!止めろ!!」 和美 「二頭はそのまま柵を越えて・・・茂みに入りました」 葉加瀬 「あれ?茂みから出てきたのは馬だけですね。二人は茂みの中でしょうか?」 和美 「その茂みに誰か近づいていきます・・・あれはお頭の奥さんですね」 葉加瀬 「そのまま茂みに入って・・・茂みが揺れ始めました。何をやっているんでしょう?」 和美 「とりあえず赤兎馬号と纏号は失格です。さて競技に戻りますね」 32-705 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 52 58 ID ??? 7/9 葉加瀬 「向こうの直線を進み1300を過ぎました。先頭は白鷺号、そのすぐ後にぶろーどそーど号」 和美 「一馬身離れて忍忍号、さらに一馬身離れて茶々零号。五馬身離れて青葱号です」 葉加瀬 「青葱号追ってきましたね。もしかして一着争いに絡んでくるのでしょうか?」 和美 「むむっ!!ここでしのびさん、手裏剣を取り出しました」 葉加瀬 「投げるんですかね?危険ですねえ、死んじゃうかも」 和美 「その取り出した手裏剣を・・・茶々丸さんに投げたぁ!!!」 ぱしぱしぱし!! 和美 「なんと!!茶々丸さん、投げられたすべての手裏剣を受け止めました」 葉加瀬 「そして受け止めた茶々丸さん、なんと指で手裏剣を曲げてしまいます」 和美 「あれって鉄でできていますよね。なんという怪力でしょうか」 葉加瀬 「なんだか不穏になってきましたね。ここで第三曲線にかかります」 和美 「だんだんと差が詰まって来ました。残りは800です」 葉加瀬 「曲線では誰も仕掛けませんね。さて、最終曲線を抜けようというところです」 和美 「さあ、四頭は団子になって直線に入ります。どれが抜け出すんでしょうか?」 葉加瀬 「残り直線400、先頭は白鷺号、そして差はなく三頭がひしめき合っています」 和美 「さてここで一斉に鞭が入りました。勝負の時です」 葉加瀬 「ここでまた覆面娘さんが何かを取り出します。今度は・・・爆弾ですね」 和美 「何でもありだね。死ななきゃいいけど」 覆面娘 「皆さ〜ん。さような・・ら?」 葉加瀬 「他の皆さん、臨戦態勢ですね。明日菜さんは鞭を剣に変化させ、茶々丸さん、しのびさんは手裏剣を向けています」 覆面娘 「し、失礼いたしました〜」 和美 「覆面娘、失速していきます。単純な戦闘では勝てそうにも無いと踏んだようです。ここで脱落です」 32-706 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 54 22 ID ??? 8/9 葉加瀬 「さあ、残り200。ほぼ三頭が一直線に並んでいます。抜け出すのはどの馬までしょうか?」 和美 「おお!!ここでぶろーどそーど号が抜けました。さすが魔法国の特級騎手、その実力は折り紙付きか!」 茶々丸 「サーチ、馬の体力、限界。残念ですがここまでです。申し訳ありません、マスター」 しのび 「ぬう、ここが限界でござろうか・・・悔しいが、ここま・・・で?」 そのときです。最後方から一頭の馬が怒濤のごとく突っ込んできたのです 和美 「なんと!!ここで青葱号が来た!!信じられない末脚です!!あっという間に忍忍号と茶々零号をかわしました!!」 葉加瀬 「何故でしょうか?鞭を入れているわけではありません、ただ鞭でお馬さんのお尻を撫でているだけなのに・・」 和美 「あ、あれは・・・長ネギです。鞭ではありません。長ネギです!!!」 千鶴 「おうまさん、しっかり走ってくれないと・・・入れちゃうわよ?」 葉加瀬 「おうまさん、怯えているようです。まるで恐竜から必死で逃げる獲物のようですね」 和美 「残り100、差は半馬身まで迫りました!!このまま差しきるのか!!」 葉加瀬 「それともぶろーどそーど号が逃げ切るのでしょうか!!残り50!!」 和美 「並びました。青葱号、泣きながら走っています!!!すごい!!このままかわすか!!」 明日菜 「素人に・・・負けられない!!」 葉加瀬 「おおっと!!ここで明日菜さん、必死におうまさんの首を押し込みます。なんと、ここでさらに伸びます!!」 千鶴 「あらあら、おうまさん、頑張ってね?」 和美 「青葱号、食いついていきます。鼻水を垂らして泣きながら食いついていきます!!もはや虐待ですね」 和美 「さあ、差はない!!どちらが、どちらが一着か!!」 明日菜 「いやあああ!!!!!」 自分の体と馬体を一つにして、明日菜さんは叫びました 葉加瀬 「ああ!!ぶろーどそーど号がわずかにぬけました!!そしてそのまま・・・」 和美 「きたきたきた〜!!!ぶろーどそーど号が今、先頭で・・・決着!!!」 32-707 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 23 56 23 ID ??? 9/9 わああああ!!!!! 観客からは大きな歓声が沸き上がります 明日菜 「ふう・・・もしもあの馬、出遅れがなかったら負けてたかな」 馬から下りて優しくぶろーどそーど号を撫でる明日菜さん。何となく勝った気がしていないようです 千鶴 「あらら・・負けちゃったのね。おうまさん、ご苦労様」 青葱号は、千鶴が背中から降りたとたん、崩れ落ちるように倒れました 尚、青葱号はこの競走を最後に引退しました。競走に対して恐怖心を持ってしまったようです しのび 「おぬし、一度手合わせを願いたいものでござるな」 茶々丸 「マスターの命令があれば・・・それでは失礼いたします」 ザジ 「・・・」 古 「サ、三角関係アルカ?ソレハソレデ・・・」 千雨 「手前ら・・・いい加減にしろぉ!!!人を弄ぶんじゃねえ!!!」 覆面娘 「負けちった・・・次はもっと仕込んで来なきゃね」 あやか 「明日菜さん・・・許しませんわぁ!!!!」 こうして観客は各々の健闘をたたえつつ、騎手と馬を拍手で出迎えるのでした 葉加瀬 「これにて、第一回麻帆良杯の中継を終了いたします。皆さんありがとうございました!!」 和美 「では次は・・・第二回があれば、またお会いしましょう。それでは〜!!」 風香 「ボク・・・出番もないし活躍していないんだけど?」 完 32-709 32-709 名前:Gamers[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 00 31 21 ID ??? Gamers 1/2 ここは東京都世田谷区、勢い余って(ry ……ではなく、麻帆良学園都市内某所にある、ログハウス―― 明日菜「こんにち…茶々丸さん?ゲームしてるの?」 茶々丸「はい、マスターのですが。何か御用ですか?」 明日菜「いやっ別に、ちょっと意外だったから (―――いつもメイドの仕事ばかりしてるし、たまには違うことがしたいのかもね…)」 茶々丸「明日菜さんもプレイしてみますか?」 明日菜「え?…じゃあ、ちょっとやろうかな」 32-710 名前:Gamers[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 00 32 13 ID ??? 2/2 明日菜「―――きゃ!ちょっと待っ・・!!やだこっち来た!!やっちょっ… いやっ、来ないでぇー!!!ダメちょっと…いやぁっ死ぬ――――!!」 茶々丸(こんな明日菜さんをみるのも初めてかもしれませんね…なんだか、『かわいい』です 胸の機関部辺りの温度が上昇してきました…) 画像ファイル明日菜.jpgをお気に入りフォルダに保存しますか? →はい いいえ 保存を完了しました。 明日菜「ふぅ、難しいわぁこれ…ん?茶々丸さんどうしたの?私の顔になんかついてる?」 茶々丸「え…いえ、何でもありません。それよりマスターに何か用があってこられたのでは?」 明日菜「あっ!…もう今日はいいや、また今度にするね、それじゃっ!」 茶々丸(また今度…つまり、またここに来てくれる……) 会話logファイル明日菜.txtをお気に入りフォルダに保存しますか? →はい いいえ 保存を完了しました。 “明日菜”をお気に入りに保存しますか? はい いいえ →隠しファイルとして保存 保存を完了しました end... 32-712 32-712 名前:真名ちゃんもっこり日記63[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 01 11 14 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記63 その日『も』雨だった。 依頼の打ち合わせが深夜までかかり、終わったのは日付が変わったぐらいだろうか。 「ふぅ〜、今日も疲れたな…いったい今何時なんだ」 腕時計を見る。深夜0時44分。 アキラは寝てるだろう。今日はどちらかというと車で飛ばしたい気分だ。 ということでそのまま帰らず首都高に突入。いつもは混んでいるココも、この時間はスムーズだ。 私とストラトスにとっての”障害物”もこの時間は少ない。 ふと初めて首都高に入った時を思い出す。 入り口から入ってそのまま右を走り、気が付けば出口で降りていた。 首都高に乗って約20秒で出口。人生の中で最ももったいない700円だった苦い思い出(ノンフィクション)。 ストレートで飛ばす。うーん、さすがは我が愛機。加速の伸びが段違いだ。 と、その時前の車が自分の走っている車線へ車線変更してきた。 「チッ、どけよ!この障害物」 例えると、まるでフルコース料理で最後のデザートを邪魔された気分だ。 フルブレーキングとシフトダウンでテールに張り付き、軽くパッシングを3回。 「ど・け・よ」 ちなみに5回なら「あ・い・し・て・る」だ。 だが相手は譲らずにペースを上げてきた。 ほほぅ。この真名さんに挑戦する気か?上等だ相手になってやる。 そうなった途端、2台の車はフルスロットルをする。 32-713 名前:真名ちゃんもっこり日記63[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 01 11 56 ID ??? 雨で若干リヤがスライドしつつ、瞬く間に他の後続の車を光りの点にし、相手とストラトスだけの時が始まった。 むぅ…かなり早いな。しかし前の車…あの修理工場で見たFDと同じ形… おっと、見とれてはいられない。自分のラインを守りつつすかさず左。 ズルッ 「しまったぁぁぁぁーーー!!」 雨で路面が濡れているだけなら大した事はない。 決して忘れていた訳じゃないが…思い出せなかった高速道路の繋ぎ目が牙をむく。 雨に濡れたわずか20cmの鉄板… 高速コーナリング中のコイツは、タイヤのグリップ力など無効にしてしまっていた。 グシャッ フロントから衝突し、目の前には花火の様に破片が飛び散る。 「あぁ…キレイだよ…」 私のプライドと一緒に砕けていく。 おのれ…あの青のFDめ… その頃、青のFDは… 「…ふぅ」 あの修理工場に止まっていた。 32-714 名前:真名ちゃんもっこり日記63[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 01 13 58 ID ??? 「大河内君、どうだいFDの調子は」 「すごいです。真名にも負けないパワーと運動性能ですね。でも私はまだ15…」 「大丈夫ネ」 振り向くと超が立っていた。 「そんなこと気にしてたらネタにもならないヨ」 「それでいいの…」 「これからも水泳と一緒に最速を目指してがんばるネ」 そのまま白い車に乗り込んで去っていった。 「……」 「ふふふ、龍宮サンにアキラサン。なかなか面白くなりそうネ」 そう言って首都高を走り出す超のS-2000であった。 ぬわあああああ! ぶつけたバンパー直すのに×××円もかかるー¥¥¥¥¥¥¥ まだプラズマテレビのローンも残ってるのに…_| ̄|〇 ネタも変な方向に行ったし、しばらく車(ネタも)は自粛するとしよう。 32-722 32-722 名前:☆☆☆ダンシング 1/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 02 22 43 ID ??? 5月26日。 最愛の人の生まれた日を、龍宮真名は桜咲刹那と朝チュンで迎えた。 「……私は真っ直ぐ立っているか……?」 「………あぁ、立ってるよ」 3Aのシーモネーターこともっこり真名さんは、最愛の人にスッポン鍋やバイ○グ○を大量接種し一日中ヤっても萎まない百合棒をプレゼントするつもりだ。 一発で萎まないことを確認するため、身近な刹那とアッハンウッフンした。 中に刺し込んだままフィニッシュしたにも関わらず、百合棒は未だにビンビンである。 これならアキラも喜んでくれるだろう。 「すまないがアキラの誕生会は夜七時までに終わるように言っておいてくれ」 「はいはい……そのあとアキラを連れてこればいいんだろ?」 刹那はウンザリと言った表情でベッドを部屋の中央に運ぶ真名を見る。 「……昔のお前はもっとストイックだったのに、いったいどうしてこんな風になったのやら」 今から半日かけてベッドを回転するようカスタムするなんて、昔の真名からは想像もつかない。 「……聞きたいか?」 「へ?」 予想外の返事に、思わず間抜けな声をあげる。 「私が変わったのはアキラと付き合ってからだが、変わり始めたのはアキラを好きになってからだ………」 32-723 名前:☆☆☆ダンシング 2/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 02 28 12 ID ??? 「好きになってから、か……そういえばお前、気付いたら大河内さんと付き合ってたな」 「まぁな。なかなか告白する勇気が出なかったせいで付き合い始めたのは最近だが、好きになったのはもっと前だ」 あの頃はまだ純粋ですた。 「アキラはいつから私を好いてたかわからないが、私はあの日に好きになったのだろうな…… 覚えているか、二年ほど前、私が仕事で大怪我を負ったことを」 「あぁ……お前が入院までしたのはあのときだけだ、覚えてるよ。あの頃はお互い何でも一人で片付けようとしてたよな…… あの時はまだ私より強かった龍宮が怪我したことで、自分の力を過信してたことを思い知らされたよ」 「さりげなく今は自分の方が強いとでも言いたそうだな」 「少なくとも追い付いたつもりさ。安心して背中を任せてもらえてるつもりだが?」 「ふっ………とにかく、私はあの日、マイエンジェルに出会ったんだ」 「分かったから語るな、お前のノロケはウンザリするものが多い」 「そうだな……あきらとまな・ラブヒストリー第一章邂逅編とでも名付けようか」 「人の話聞けよ語る気満々だなお前」 「あの頃の私は失くした大事な人のことを未だに引きずり、ナイフのようにとがっては触るもの皆傷付ける冷酷な仕事人だった…… あの日学園長から依頼されたのは、無断で裏山でキャンプした挙げ句遭難して死んだ馬鹿なアメリカ人の亡霊退治だった。 己を過信してた私は、元人間だと相手をあなどり顔面に殺虫剤を浴びせられ敗走するハメになったんだ。 惨めだったよ、目が見えないせいで体は擦り傷や切傷だらけさ。 そんな時だ、アキラが私に声をかけてきたのは。 32-724 名前:☆☆☆ダンシング 3/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 02 32 23 ID ??? 『龍宮さん……?』 『…………お前は……』 確か多少ぼけてはいたが、ある程度目が見えるようになってきてたんだ。 目の前にいたアキラは、憐れむような目を……いや、今思えば心配してたのかもしれないな……まぁとにかくそんなような目をして私を見ていたんだ。 『確か……オオカワウチさん』 『……オオコウチです』 『……オーコーチさん、私に何か用か……?』 『用ってわけじゃないけど……何か傷だらけだし、フラフラしてたから……』 『……私は平気だ。じゃぁな』 『あ、ま、待って』 パシッとアキラに手を捕まれ、私はかなり驚いた。 『……あ、えっと、部屋に来ない……かな。その……傷の手当てとかもあるし……』 『……怪我なら保健室に行くから問題ない』 『………その、私口下手だからまだ友達できてなくて、だから、あの………少し、話しませんか?』 まあ、そんなこんなの話の流れでアキラの部屋に行くことになってな……あぁ、勘違いするなよ、この頃は下心なんて欠片も無かったからな! 『………えっと、何か飲みますか?』 『……いや、いい。それに敬語も不要だ』 『………』 『………』 あの頃は数分も会話が持たなかったよ……双方あまり会話は得意じゃないからな。 『……あ』 『どうかしたのか?』 『髪の毛に葉っぱや木屑が……それになんかほつれてる』 茂みをつっきったからだろうな。 『……といてあげる』 『はぁ!?』 なんだかんだでアキラは強引だよ。半ば無理矢理後ろを向かされ、苦手な背後から髪をとかされるはめになったんだ。 32-725 名前:☆☆☆ダンシング 4/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 02 39 01 ID ??? 『………あー……大河内、さんは部活には入ってるのか?』 無言で髪をとかれ続ける空気に耐えかねての質問は、どうやら地雷だったらしくてな 『一応、水泳部……』 『一応?』 『うん……辞めるかもしれないから………』 正直あまり関心もなかったし、なんと答えればいいかわからなかった。 『………綺麗だね』 『何が』 『髪の毛』 綺麗な髪の毛。 あの人もよく髪を誉めてくれた。 その度に「綺麗なのは髪だけなの?」と聞いては困らせたっけ…… 自然と笑みがこぼれてたと思う。 またすぐ会話は途切れたが、嫌な気はしなかった。 『たっだいまー♪』 それからしばらくして、ルームメイトの明石が帰ってきたんだ。 確か、髪の毛から葉もゴミも取り終わり時間を持て余してた時だったと思う。 絆創膏ももらい、もう用のなくなったため帰ろうと立ち上がった私に、あろうことか明石はいきなり肩を組んできたんだ。 キョトンとしているアキラをよそに、部屋のすみに私を連行する。 『龍宮さん、だよね。アキラの友達だったんだ』 ひそひそ声の段階で、なんとなく察しはついたよ。 『アキラ、最近元気ないじゃん?どうも私の励ましは空回りしてるみたいでさ……』 (なんで無様に任務失敗で落ち込んでるときに他人を励まさなくちゃならないんだ……) 『一応励ましとして二時間並んだ人気甘味所で買ったアンミツがあるから、話のお供に使ってよ』 『私に任しとけ、アカイシ』 『アカシだけど……』 結局明石は『差し入れのアンミツ、超美味しいよ〜』とだけアキラに伝え、満面の笑みで部屋を出ていった。 自分もアンミツ食べたかったんだろうに…… 32-726 名前:☆☆☆ダンシング 5/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 02 42 55 ID ??? 『折角だから食べようじゃないか』 『……すごく嬉しそうだね。好きなの?アンミツ』 クスリと笑って、アキラが尋ねてきた。 『……あぁ大好きだよ』 あの人と恋仲になって、初めて食べたのもアンミツだったな。 とにかく、私に取ってアンミツは思い出深いものなのさ。 『あ、じゃぁ私お茶入れるね……紅茶でいい?』 『構わないよ……』 紅茶を入れる彼女の手は真っ白だった。 多くの血を浴び、真っ黒な私の手とは対極の、綺麗な手…… 『……なんで始めたんだ、水泳』 『へ?』 今思えばいきなりの質問に少し間抜けな答えを返すアキラも萌え萌えだ。 『誰かと会話してないと落ち着かない……だからわざわざ私を部屋に連れ込んだんだろ?なら、聞かせてくれたってバチは当たらないと思うぞ』 『………』 『別に、今どう思ってるかが聞きたいわけじゃないさ』 大方、辞めたい理由はスランプかイジメだろう。だいたい予想はつく。 『つまらない理由だよ……友達が始めたから、ただそれだけ』 あの人が居たから戦場に身を置いた私と、ほんの少しばかりアキラがダブって見えた。 『始めたらすっごく楽しかった。水中から見える景色はいつものものと違って神秘的な気がしてたりもしたっけ……見えるのなんて足くらいしかないのにね』 それからずっと、アキラは水泳のことを話し続けた。 私がアキラの分のアンミツも平らげたころ、ようやく『あ、私ばっかり話してごめんなさい』って言ったんだ。 それで、何がおかしいのかクスリと笑ったんだよ。 『龍宮さんって、本当にアンミツが好きなんだね』って言ってさ。 32-727 名前:☆☆☆ダンシング 6/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 02 49 55 ID ??? 『あぁ、世界で一番好きな食べ物だ』 『ふふ、本当に美味しそうに食べてたね。……私も食べたくなってきたな』 『………すまない』 許可をもらったとはいえ、やはり二個食いは控えるべきだったか。 『あぁ、それと、大河内は本当に水泳が好きなんだな……話してるとき、本当に楽しそうだったぞ。ビー玉みたいに綺麗で純粋な目をしていた。まだ好きなんだな、水泳が』 『………うん』 『……目が曇ったな。なにか心配事でもあるのか?』 らしくないよな、他人の事情に首を突っ込むなんて。 『……小学校の卒業式で、別の中学校に行った友達からもらったネックレスがなくなって……高いものじゃないけど、その娘に申し訳なくて………』 『雑念のせいで水泳の方まで身が入らない、か……馬鹿としか言いようがないな』 『………』 『素人がたった一人でこの広大な学園の中からネックレスを見付けられるわけないだろう?』 たぶん、この時にはもう大河内アキラという人物に、私は惹かれていたんだろうな。 『私に任せておけ、必ず見付け出してやる』 『でも……』 『つまらないプライドばかり高くて、たった一度の失敗を一生引きずりそうだった馬鹿を助けてくれた礼さ。いい気分転換になった、ありがとう』 それに心当たりもあった。 あの幽霊がポルターガイストに使ったものに、ネックレスがあったんだ。 『……アンミツあげた分のお礼、もらってないよ』 『……は?』 厚かましいなこのアマ、と思ったことは一生黙っておこうと思う。 『今度、一緒にアンミツ食べに行かない…?私、美味しいお店知らないから、真名についてきてほしい』 真名。 名前で呼んでくれたのは、彼女が私を友人だと思ってくれたからだろうか。 『……あぁ、わかった。その代わり、飲み物くらいはアキラが奢ってくれよ』 そして不思議な暖かさを手にいれた私は、再び戦場に向かったのさ。 まるで私に日の当たる場所は向かないとでもいいたそうに、夜は大きく口を開けていた。 32-728 名前:☆☆☆ダンシング 7/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 02 55 35 ID ??? 『学園長、桜咲刹那に援護要請を出していただけますか』 そういえばお前にも助太刀を頼もうとしたんだよ、刹那。 『それがのう、ボイラー技師(2級)の資格を取りに遠出しとるんじゃよ』 なんのために取ったんだ、あの資格? 『仕方ないか……ターゲットについての詳しい情報はわかりましたか?』 『名前はパット、もはや完全な魔物と化しておる。そのおかげか物理攻撃も効くみたいじゃな。現在地はわかっておらんがおそらく……』 『もう結構、出会いましたから』 後方から足音と殺気を感じ、電話を切り素早く半回転する。 そして、相手の姿を見て思わず硬直した。 パットは大量のブラジャーに覆われ巨大なオッコト主のようになってたよ。 『………く、くだらねぇ……』 パットだけにブラジャーという寒い親父ギャグに行き着いてしまい、ゲンナリしたのがまずかった。 奴の纏った肩紐同士が結ばれ一繋ぎになった大量のブラが、鞭のように私を襲い大事なライフルを遥か後方に吹き飛ばした。 『……それで勝ったつもりかぁぁッ』 悪魔の舞踏。 魔眼を駆使し、踊り狂ってるかのように相手の猛攻を避ける姿を、昔そうやって表現されたことがあるよ。 たぶん、あの時の私はまさにそれをやってたんだろうな。 襲い来るブラの群れをかわしては唯一手元に残ったデザートイーグルをひたすらぶっ放したよ。 それでも積み重なったブラは予想以上に頑丈でな、仕方がないから一ヶ所狙いを定めてそこをひたすら撃ち続けたんだ。 一点集中は頑丈な奴と戦(ヤ)る際の基本戦術だからな。 『終わりだッ』 狙い続けた箇所には穴ができ、その穴からは奴の本体……それも首のあたりがしっかりと見えた。 あそこを撃ち抜けば勝てる。そう思って引き金を引いたんだが……最悪だよ。弾切れさ。 32-729 名前:☆☆☆ダンシング 8/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 03 00 26 ID ??? 『わりぎちはせよぢずべらひそめてにおひでぶ』 奴がよくわからない呪文を唱えると、奴から切り放したはずのブラジャーが生きてるかのように起き上がり、私の手足を拘束し…… 「待て、ちょっと待て」 「なんだ刹那、今いいところなのに」 「いや、なんと言うかだな、さっきからパットだのブラジャーだのって単語が出るだけで気が抜けるというかなんと言うか……」 「意外とワガママだよな、お前……わかったよ、じゃぁ次からブラジャーのことは悪の手先っぽく千草と呼ぶよ」 「なぜ千草……」 「乳房だけに」 「意味わからんうえお前のギャグにはセンスがない」 「まぁいい、とにかく私は体の自由を奪われたんだ。焦ったよ、あれには。 千草の肩紐のワイヤー部分、あそこが私の体を貫いてな……私の体から気を吸い出したんだ。 『ぐ……がぁッ………』 『オレァクサマヲムッコロス!』 視界が徐々に霞んでくる…… (私は、負けるのか…… 大切なあの人に追い付きたくて修行はしてきたつもりなのに、このざまか……) さすがに諦めかけたよ。 だけど、千草の固まりに開けた穴から、ネックレスが見えたのさ。 確証はなかったが、ソレがアキラのものだという変な自信があった。 『………あぁ、そうだな………私は負けるわけにはいかないんだったな……』 漫画でよく見掛けるが、実際に強い想いは奇跡を呼ぶことを知ったよ。 『アイツは言ったんだ……アンミツを一緒に食べに行こうって……魔眼の持ち主でも銃のプロフェッショナルでもない私にだッ………』 ミニステルマギの真名としてでもスナイパー龍宮としてでもない、なんの取り柄もない女子中学生龍宮真名として、初めて誰かに必要とされたんだ。 『何万もの魔物を殺してきた私なんかに……』 そういえばあの人も最期に言ってたよ、普通の女の子として、龍宮真名自信を愛してくれる人を探せって…… 『歩み寄ってくれたんだ……一緒に行こうって言ったんだ………こんなッ、こんな私にだぞッ………』 アキラへの想いが力となり、体中が熱くなった。 力がみなぎってきたよ。 32-730 名前:☆☆☆ダンシング 9/9[sage] 投稿日:2006/05/28(日) 03 06 02 ID ??? 『私は負けないさ……ようやく欲しいものが見付かったんだ………アキラという居場所が!』 『ウソダ……ウソダドンドコドーン!』 私は新たな力を手にいれた。 足と足との間に生えた第三の銃(ザ・サードガン)が唸りをあげ、発射された弾丸が正確に相手の喉笛を…… 「……待て、ちょっと待て」 「またか……今度は何だ?」 「こんなに無駄に容量使っておいて、ベタベタなサムい話かと思ったら百合棒オチか!?」 「それがどうかしたのか?ちなみにあまりよろしくない単語ってことで伏せ字(★★★)になってるが、この話のタイトルは百合棒ダンシングだぞ。戦場を舞う百合棒って意味で」 「正直お前にはガッカリだ」 ハァ、と溜め息をつくと刹那は登校の準備にかかり、ふと百合棒で思い出したあることを告げる。 「あぁそうだ。大河内さんを呼んでやる際の交換条件だが、このちゃんには絶対に手を出さないと誓え」 「……そんなのでいいのか?てっきりバカ高いものを奢らされるとばかり……」 「私はお嬢様が清らかなままいてくれるならそれだけで幸せなんだ」 「……食っていいのはお前だけってことか?」 「いや、私も手は出さないさ……淫らなことなど知らない無垢なままでいてほしいからな。 だから絶ッッッ対に手を出すなよ」 「ふっ……愚問だな」 今まで刹那が見た中で一番美しい微笑みを称えながら、真名はフッと呟いた。 「もう食ったさ」 「…………………あ?」 「いやぁ、可愛かったぞ〜近衛の奴。舌使いはなかなかのものでな………」 「オンドゥルルラギッタンディスカーッ!」 よっぽど怒ってるのか、意味不明な言葉を叫びながら夕凪で斬りかかってきた。 百合棒と夕凪の激しいつばぜり合いの末、百合棒を突き刺された刹那が床に倒れ伏した。 「仕方がない、後で刹那は廊下にでも放置して、アキラは電話で呼び出すとするか」 刹那の中で悪魔の如く踊り狂う百合棒は、まだまだ衰える気配すらなかった。 前ページ次ページSSまとめ
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前ページ次ページSSまとめ 29-181 29-181 名前: 日替わり劇場 [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 01 39 20 ID ??? どうも、『日替わり劇場』のお時間です。 最近、真名アキや亜子裕奈などに偏りすぎているカップリングに、 『とりあえず違うカプをぶつけて空気争いを何とかしよう』という作者の強引なコンセプトの下、 一日ごとにカップリングを変えた物語を作りたいと思います。 今日木曜日は、ちょっと変わった世界をお送りいたしましょう。 あえて今回は、冒頭からカップリングを明かさずにお送りしたいと思います。 それではご覧ください。 29-182 名前: 日替わり劇場・??? [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 01 39 52 ID ??? 「お、お嬢様……。」 「せっちゃん……『お嬢様』なんていやや。『このちゃん』て呼んでぇな…。」 ほかに誰もいない室内の中、私は木乃香お嬢様と向かい合っていました。 最近龍宮が大河内さんに夢中で、宮崎さんも目立った行動を起こさないため、私は毎晩のように木乃香お嬢様に襲われています。 一時の迷いで大河内さんを襲ったこともありましたが…やはり私は……。 「『このちゃん』て呼べへんかったから…オシオキな?」 「このちゃん…いやぁ…。」 あぁ何だろうこの快感。 私は早くも、幾度となく体感した『不思議な快感』に襲われつつあった。 「…ふふ、かわいいなぁ…せっちゃんは。」 「このちゃん…やさしく……ふわぁ!!」 「アカンで?これはオシオキなんやから…。」 あぁ、木乃香お嬢様の…いや、このちゃんの手が私を蹂躙する。 武芸以外はまだまだ無知な私に、このちゃんは新しいコトを教えようとしています……。 「こ、このちゃん……!!」 ぼふん!! …顔を真っ赤にした宮崎のどかは、そのまま気を失った。 その片手には、アデアット…。 29-183 名前: 日替わり劇場 [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 01 44 42 ID ??? ということで、木曜日は『妄想探検クラブ』をお送りします。 出演は宮崎のどか・桜咲刹那・近衛木乃香ほか。 さて、のどかは果たしてどうなるのか、 そして刹那はどこまで壊れてしまうのか。 この続きは、また来週。 29-185 29-185 名前: へべれけさん・13 [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 04 24 42 ID ??? へべれけさん・13 1/2 こんばんは。五月です。最近は夜になっても暖かくなってきました。街灯に照らされた桜が美しいですね。 春という季節は人の心をぽかぽかと温めてくれます。そんな春の陽気に誘われて、今日は満開の桜の下で お店を開いたのですが……。 「はっはっは。いい飲みっぷりじゃあないか」 「いやあ、美味い酒に美味い肴。見事な桜に気立てのよいおかみさん。そして隣にはこんなにダンディーな 紳士が一緒とあらば、ついつい酒が止まらなくなるのも仕方ありませんよ。ささ、もう一杯」 「おおっ、済まないねえ。……ふう、この一杯がたまりませんなあ!」 カウンター席で仲良くお酒を酌み交わす二人。私は夢を見ているのでしょうか? 「いや、残念ながらこれが現実だよ、さっちゃん」 屋台からやや距離を置いて一人酒を楽しんでいた二ノ宮先生はぽつりと呟きました。やはり現実なんですね……。 生徒と教師。それもクラスメイトと鬼の生活指導が和やかにお酒を交わしているのです。この異様な光景に、 私と二ノ宮先生が選んだ結論は黙認でした。 「ま、問題さえ起こさなければいいのだが……」 まるで他人事のように、二ノ宮先生は鰆の西京焼きに箸をつけました。 「うむ。また腕を上げたね、さっちゃん」 二ノ宮先生はにこりと微笑みながら手酌酒と洒落込んでいます。これが大人の余裕なのでしょうか……。 「いやあ、今宵の酒は格別だな、柿崎君!」 「ふふ、新田先生と飲むから美味しいんですよ」 「はっはっは、なかなか上手だねえ! さあ、どんどん飲ってくれ!」 まるで演歌のワンシーンのような光景が目の前で繰り広げられています。なんといいますか、今のお二人には 粋という言葉がぴったり合いますね。驚くべきことに、もう四時間も飲み続けているんですよ、このお二方は。 決して乱れることはなく、ゆったりとしたペースでただ陽気にお酒を酌み交わすだけ。理想的な飲み手ですね。 ……これが生徒と教師でなければ、ですが。 ちらり、と私は時計を気にしました。日付がもうすぐ変わります。残念ですが、そろそろ看板ですね。 29-186 名前: へべれけさん・13 [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 04 25 59 ID ??? 2/2 「もうこんな時間か。さっちゃん、〆に何か頼むよ」 二ノ宮先生からラストオーダーが入りました。では、ちょっと待っててくださいね。 「さっちゃん、こっちもお願い」 「そうだね、腹にたまるものがいいかな?」 ふふ、かしこまりました。 暖簾を片付けていると、柿崎さんと新田先生はベンチに移って酒宴を続けていました。お二人は名残惜しそうに 淡々とお酒を呷っています。 「さっちゃんもどうだい? たまには一杯飲ってみないかね?」 いえ、私は……。 「ふふ、新田先生のお許しが出たんだから、たまにはさっちゃんも息抜きしたら?」 柿崎さんは思わず息を飲んでしまう程の優雅な手付きで杯にお酒を注ぎます。困りましたね……。 「春だからな。こんな夜があってもいいんじゃないか?」 もう、二ノ宮先生まで……。 でも、たまにはいいかもしれませんね。 柿崎さんから杯を受け取ると、そこへ桜の花びらがはらり、と落ちてきました。ふふ、なんだか飲むのが もったいないです。 「いい夜だね……」 ぽつり、と呟いた柿崎さんの言葉が、何故だかとても印象的でした――― あれから数日。相変わらず柿崎さんは夜な夜な誰かの部屋に押し掛けては騒ぎ倒していますし、新田先生は 変態の名を欲しいままにしています。 あの夜の出来事は幻だったのでしょうか? 「いや、私もはっきり覚えているよ」 二ノ宮先生はそう答えてくれました。今日も先生は一人で晩酌を楽しんでいます。 「柿崎が言ってたじゃないか。美味い酒に美味い肴。見事な桜に気立てのよいおかみさん。これだけ揃っていたら 誰でも立派な酒飲みになれるものさ」 ほんのり頬を桜色に染めたまま、二ノ宮先生は呟くのでした――― (おしまい) 29-188 29-188 名前: 禁断の果実 お弁当 [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 11 57 49 ID ??? もうすぐ昼休み、みんな昼食の事を話したりしている。クラスメイトのそんな話を聞いている美空 だがすでに前の休み時間にこっそり持ってきたお菓子を、円とたいらげたばかりだが 「あー昼が待ち遠しい」 「てか、さっき食べたばっかじゃん」 机に突っ伏して泣き言を言う美空に円は突っ込みを入れる 「お菓子は別腹っての」 やれやれと肩をすくめる円、午前最後の授業のベルが鳴った そして昼休み、とりあえず円の誘いでチアたちと学食に行く準備をしていると 「シスター美空はいますか?」 教室の皆が注目する、そこには荷物を抱えたシャークティが居た。荷物はすこし大き目のバスケット、急いできたのか少し息が荒い 「あ、シャークテ・・・じゃなかったシスターシャークティ」 美空はついいつもの呼び方になって慌てて呼びなおす それを見てクスリと笑う円 「よかった、お弁当を作ってきました。一緒に食べましょう」 「えっ、どうして急に・・・」 シャークティはちょっとはにかみ気味に 「昨日、シスター美空が・・・その・・・お小遣いがピンチと聞いたので」 「あ、でもそんなことしなくても・・・」 なんかぎこちない雰囲気に注目が集まる、そこで円が 「よし、あたしたちとみんなで食べようよ」 美砂と桜子にも話し、半ば強引に外へ向かう、美空は円のサポートに感謝した さて、クラブ棟の芝生にシートを広げてちょっとしたピクニックが始まった 「おいしいよ、ありがとう」 「いえ・・・あ。もう・・・」 シャークティは美空の頬についたサンドの具の卵を舐め取る (ちょ・・・やばいよ) 美砂はびっくりしてサンドイッチを落とし、円はおろおろ 「ん、どうしたのみんな?」 「美空・・・いや後で話す」 円も呆れて二人の様を見守るしか無かった (ま、二人の指輪が気づかれないだけいいか) 29-197 29-197 名前: Dr.アコー診療所2nd・12 [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 21 58 11 ID ??? Dr.アコー診療所2nd・12 1/3 麻帆良学園中等部の保健室。そこにはちょっと性癖に難のあるドクターがいました。 「だああっ! また負けたあぁぁっ!!」 裕奈はカードをぶちまけながら頭を抱えています。そんな彼女の背後に、すかさず桜子さんが回り込みました。 「ほらほら、罰ゲームのたゆんたゆんだよ〜♪」 「むむぅ……、このままじゃ桜子のおもちゃだよ〜」 桜子さんのたゆんたゆんを受けながら、裕奈は静かに闘志を燃やしています。どうやら亜子先生のたゆんたゆんに 慣れてしまったせいか、素人である桜子さんのたゆんたゆんはあまり効いていないようですね。 その亜子先生はというと、 「やっぱ桜子は強いなあ〜。ウチもたゆたゆしたいのに〜」 羨ましそうに裕奈がたゆたゆされるのを見つめるばかりでした。亜子先生の執念でもギャンブラー桜子の壁は 崩せないようですね。 と、三人がカードゲームに興じていると、血相を変えた美砂さんがやって来ました。 「くぉらあっ! そんなにたゆんたゆんを広めるなあっ!!」 一升瓶を片手に、美砂さんは完全に据わった目で怒鳴り付けます。相変わらずのへべれけさんですね。 この酔っ払いの発言に一同はきょとんとしてしまいます。 「……えー、先程の事です。わたくし柿崎美砂が円のおっぱいにセクハラした所、なんと! 奴の胸は デカくなってやがったのれすっ! それもこれも亜子先生、アンタが揉みまくったからだあぁぁっ!!」 美砂さんは泣いていました。マジ泣きです。どうやら美砂さんはたゆんサイズを逆転されたようですね。 スレンダーがウリの円さんにたゆんサイズまで敗れたとあっては、美砂さんが涙ながらに訴えるのも当然でしょう。 「あ、あはは……。円お姉ちゃんやったらウチより史伽の方や思うんやけど……」 「うんにゃ。亜子だってちゃっかりたゆたゆしてるじゃん」 亜子先生はしらを切りますが、裕奈の告発に冷や汗を流しています。 「こーなったら亜子先生、貴方に処罰を与えます……!」 美砂さんはくいっ、と日本酒をらっぱ飲みし、ぎらりと亜子先生を見据え、力強く宣言しました。 「円に負けないよーに、この私を存分にたゆりなさあぁぁぁいっっ!!!」 ずるっ、と裕奈と桜子さんは盛大に突っ伏してしまいました。 29-198 名前: Dr.アコー診療所2nd・12 [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 21 59 40 ID ??? 2/3 「えっと……、ええのん?」 思わぬ展開に亜子先生はついつい裕奈にお伺いを立ててしまいました。 「どーせ酔っ払いのたわ言だし、本気でやっちゃえば?」 「りょーかいや! えへへ……、久々に本気出してええんやね……!」 「ばっちこーい!!」 すっかりご機嫌の美砂さん、なんと衣服を脱いで生乳で立ち向かう様子です。でもね、いくら酔ってるとはいえ、 自分の発言と行動には責任を持ちましょうね。 「あーあ、あたし知ーらない」 「美砂ってば命知らずだよ……」 いち早く裕奈と桜子さんは目を背けました。そして、耳栓を装着し保健室のドアに鍵を掛けます。そして……、 「たゆんたゆんやあぁぁぁっ!!!」 亜子先生の手が動きました。それはもう、恋人には出来ない程の速さで動きました。 たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ……。 「うおっ!? こ、これはちょっと…はぁん! や、やば、すっごくイイ……はああっ! は、激しすぎ…ひあっ! あっあっ、も、もう私…ああっ! ふあっ、やっ、やあっ、ああああああっっ……! はぁっ、はぁっ、え? ま、まだするの? いや、もう充分はうっ!? いやっ、ら、らめぇ…ひぃん! ああっふああっ! ま、またイk(ry」 …………。 …………。 …………。 何と言いますか、ものの数分で美砂さんは世界最速の連続昇天記録を塗り替えたそうです……。 「や〜、お酒入っとるせいか、めっちゃ感度良好やったで〜♪」 ぴくぴくと痙攣しながら気を失った柿崎さんを尻目に、亜子先生は満足げに額の汗を拭うのでした。 「ゆ、ゆーなも毎晩あんなコトされてるの……?」 「んなワケないでしょ……」 なんだかんだで悪魔の演奏をチラ見していた二人は、ガクガクブルブルと震え上がっていました……。 29-199 名前: Dr.アコー診療所2nd・12 [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 22 00 51 ID ??? 3/3 「けどなあ、この程度のたゆんたゆんでおっぱい大きなったら、今頃ゆーなは爆乳なんやけど……」 「ちゃおりんだって苦労しないよね……」 亜子先生の呟きに、裕奈も神妙な面持ちで同調します。 「そうなの? あっちゃー、美砂ってばムダ死じゃん……」 ~ 桜子は苦笑しながら美砂さんの口にお酒を流し込みました。するとどうでしょう、美砂さんは瞬く間に 意識を取り戻したのです。 「う…あ……、ここは保健室? あ、あれっ? さっきまで張飛と桃園の誓いを交わしてたよーな記憶が……」 どうやらものごっつい夢を見ていたようですね。取り合えず正気に戻った美砂さんは自分の胸に手を当て、 がっくりと溜息をつくのでした。 「なあ柿崎、そらたゆたゆしとったらおっぱいも大きなるやろーけど、毎日の繰り返しが大事なんやで?」 「バストアップ体操みたいなカンジなの?」 桜子さんの問いに、亜子先生はにっこり頷きます。それを聞いた美砂さん、突然がっし、と桜子さんの手を 取りました。 「よーし桜子! 今日から二人でバストアップ体操よっ!」 「へっ? ちょ、ちょっと美砂、私もやるの〜?」 「円にやったら爆破されるでしょ。だーがーらアンタしか居ないの!」 「いやあぁぁっ!! わ、私は今のサイズで充分なのにぃ〜っ!!」 そのまま美砂さんは酒瓶と桜子さんを持ったまま保健室を後にしました。 「あはは……。愛のないたゆんがなんぼ効果を発揮するか分からへんけどな……」 「桜子も可哀想に……」 げに恐ろしきは女の執念ですね。亜子先生と裕奈は乾いた笑みで二人を見送るのでした――― 一方、その頃。超さんのラボではまき絵のたゆん測定が行われていました。 「むむむ……、やぱし72のままネ……」 「ううっ、毎日たゆたゆしてもらってるのにぃ〜っ!」 一向に成長しないまき絵のひんぬーに、超さんは頭を抱えるのでした。やはりおっぱいの成長には個人差が あるみたいですね……。 (次回で第二部最終回です。この辺で休養しないともうネタ切れなんだよ……) 29-201 29-201 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/13(木) 22 33 06 ID ??? 「花見に行くアルヨ」 それは古の一言で始まった。勿論断る理由はないので拙者は行く事にした。 ―当日 「さあ、行くアルヨ!」 「これこれ、あんまりはしゃぐと転ぶでござるよ。」 いつも以上の古のはしゃぎっぷりにハラハラしながらも暖かい目で見守る楓。 傍から見ればその姿は姉妹のように見えるだろう。 「このへんでいいアルカ。」 程なくして花見の場所についた。 「フフフ、今日はワタシの手作り弁当アルヨ。」 「ほぉ、それは楽しみでござる。」 蓋を開けてみると色とりどりのおかずが入っていた。 「美味そうでござる。どれ…。」 「…ど、どうアルカ?」 古の顔に緊張が走る。そして…、 29-202 名前:古×楓[sage] 投稿日:2006/04/13(木) 22 33 58 ID ??? 「……美味いでござる!とても繊細な味付けで普段の古からは想像できないでござるよ。」 「ヤッター…って一言多いアルヨ!」 (それにしても超包子で一週間修業した甲斐があったアル。) 「そうだ。拙者も美味くはないかもしれんがほれ、肉まんでござるよ〜。 それと花見といったら酒でござる。たっぷり飲むでござる。」 「おお!美味そうな肉まんアル!いただきます!…う、うまーい!世界一アルヨ!」 「そんな大袈裟でござる。」 「いやいや、美味いアル。隠し味とかはなにアルカ?」 「ふむ。しいて言えば『愛情』でござる。」 「アハハ、こりゃ一本取られたアルヨ。」 しばらくの談笑。そこには笑い声が絶えなかった。そして飲み始めてから数時間…、 「かえれ、らい好きアルヨ〜」 楓の胸に飛び込む古。大分酔っているようだ。 「これこれ」 「へへ、かえれの胸はあっらかくて気持ちいいアル」 しばらくして寝息が聞こえてきた。 「まったく、可愛い寝顔でござるな。」 天使のような寝顔。その天使の頬にそっとキスをする。 「拙者も大好きでござるよ。」 春の暖かい風が二人を包む…。 おわり 29-205 29-205 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/13(木) 22 48 55 ID ??? 203真名パル ザジちう 葉加瀬夏美 千鶴真名 真名アキ 超パル・・・ええ、偏りすぎです好きな組み合わせで書く、それが一番です。あとGJ!!明日菜 唇 261/2さて、私は馬鹿です。馬鹿レンジャーでバカレッドなんて字(あざな)まであるくらいですそう言うわけで今日はお勉強をします。それで図書室にきたのですが・・なにやら人がいませんそれもそのはず、入り口には”整理中につき立ち入り禁止”の札が掛かっていたのですから・・でも私は突き進む、だって馬鹿だもんのどか 「はわわ・・」そんな声が図書室の奥から聞こえてきました。聞き覚えのある声、本屋ちゃんのようです明日菜 「?」私は息を殺し、そうっと図書室の奥に突き進みました。するとぽつんと一つの灯りが見えてきますぺらり・・ページをめくる音がします。本屋ちゃん、何か本を読んでいるようです本屋ちゃんは私には気がついていません。ですから私は背後からその本をのぞき込みました”親愛のキスから大人のキスについて”なるほど、本屋ちゃん、キスのお勉強をしていたのか・・私、馬鹿だからお勉強は教えれないけど・・キスならお し え て あ げ る 29-206 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/04/13(木) 22 49 44 ID ??? 2/2 明日菜 「水くさいなぁ・・キスのことなら言ってくれればいいのに・・」 わひゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!! いつも静かな図書室の中に、とても本屋ちゃんが出したとは思えないような悲鳴が響きました のどか 「あ、アスナさん!!!な、なんでここに・・」 明日菜 「なんでって・・開いてたから」 のどか 「ふ、札が掛かって・・」 明日菜 「だって開いてたんだもん」 のどか 「ふ、ふひゃぁぁぁ」 慌てる本屋ちゃんっておもしろいかも 明日菜 「で、キスについて調べてたのね?」 のどか 「あ、あにょ、あのですね・・」 明日菜 「照れなくてもいいのよ、で、どんなキスしたいの?」 のどか 「ち、ちが・・」 明日菜 「まず、基本から。触れ合うような初めてのキスからがいいわね・・」 のどか 「はうぅぅ・・うぐぅぅぅぅ!!!」 そう言って私は本屋ちゃんの唇を塞ぎました。しばらくもがいているようですが、すぐにおとなしくなるでしょう 明日菜 「で、これが親愛のキス・・」 のどか 「・・・」 目を白黒、手足をふるふる振るわせてやがては動かなくなりました しばらくして私は唇を離す 明日菜 「ふうん・・これが本屋ちゃんの味か」 のどか 「はううう・・ねぎセンセ・・」 明日菜 「何だ。ネギとしたかったんだ。だったら私としないと。ネギと間接キス出来るよ?」 勉強は出来ないみたいだけど・・本屋ちゃん、頑張れ。応援してあげるから、実践付きでね 完 29-209 29-209 名前:マロン名無しさん[] 投稿日:2006/04/13(木) 23 32 00 ID 5+XCBXxT 「アアアア暇ダ、猟奇的ナ殺人デモオコンネエカナー」 教室に忘れられた、ご主人が戻ってくるまで一人か、つまんねえな。 セッカクだから何かしたいところだが、身体が動かん。 「はぁぁ〜、そろそろコンビニに行きましょうか」 んあ?あれは確か・・・・相坂さよとか言ったな、ケケ、これは遊べそうだ。 「オイ」 「ひゃっ!誰っ!?」 予想外にいい反応だなぁおい 「ココダヨ、ココ」 「どっどこっ!?」 見えてねえのかよ、目の前にいるだろ 「ココダッツノ!」 「え!?お人形さんが喋って!?」 これは面白い、もっと遊んでやるか 「ケケケ、ソウ驚クナヨ、友達ガホシインダロ?」 「はっ・・・それはまぁ・・」 なんだ?こいつ 「ケケケ、実ハナァ・・・サッキ朝倉トカイウノヲコロシテキタトコロナンダ、オマエナラ死体ヲ隠スノナンテ容易ダロ?」 もちろん嘘だが、コイツは一体どういう反応をするのか? 「あっ・・朝倉さんをっ!?」 「アア、ソウダ」 「許せません」 ハ?これはなんか危ない予感が・・・ 「絶対許せません!」 ポルターガイストの力でどっかに飛ばされてしまった、まぁ結果ご主人に見つかったからいいけどな 「あれ?さよちゃんそこで何やってんの?」 「あっ朝倉さん幽霊に!?」 「ハァ?」 29-212 29-212 名前:ぴゅあえヴぁ〜カウントダウン〜[sage] 投稿日:2006/04/13(木) 23 41 04 ID ??? ―――昼休み エヴァ「はー食った食った。茶々丸の弁当は美味いな。――ヒック。う、喰い過ぎたか――ヒック」 茶々丸「マスター、大丈夫ですか?」 エヴァ「ヒック・・・うーそのうち止まるだろう――ヒック」 ―――10分後 エヴァ「ヒック――ぐはぁ、止まらん!ヒック」 木乃香「なぁなぁ、せっちゃん知っとるかえ?しゃっくりって500回続けてすると死んでしまうんやてー」 刹那「私もその話聞いたことがあります。でもそんな500回もする変な人、そうそういないでしょう」 木乃香「そやなー。そんなアホ見ぃへんわー」 エヴァ「・・・・・・・。」 ―――更に10分後 エヴァ「ヒック――ヒック――ぐ・・・苦しい・・・ヒック」 茶々丸「お水を飲まれますか。どうぞ」 刹那「エヴァンジェリンさん、さっきからウルサイしゃっくり止まらないみたいですね」 木乃香「エヴァちゃん大丈夫かえ?さっきから鬱っとおしくて気になっとったんや」 茶々丸「既に20分たってますね」 刹那「マズクないですか?」 エヴァ「何がだ?――ヒック」 茶々丸「今ので198回です」 木乃香「死へのカウントダウンやな」 刹那「でもエヴァンジェリンさんは確か不死身でしたよね」 茶々丸「それは外傷に関してですね。内疾患では不明です。もしかしたら・・・しゃっくりで・・・」 エヴァ「ちゃ・・・茶々丸!今すぐ――ヒック、止めろ!!」 茶々丸「私にはそういう機能は付いておりません」 刹那「今ので201回でしょうか」 木乃香「あと少しで折り返しやなー」 29-213 名前:ぴゅあえヴぁ〜カウントダウン〜[sage] 投稿日:2006/04/13(木) 23 42 08 ID ??? 212―――5限目 英語エヴァ「――ヒック――ヒック」 ネギ「エヴァンジェリンさん、ちょっとうるさいですよ。静かにしてて下さいねー」木乃香「エヴァちゃんもうすぐ死んでまうんや。最後にしゃっくりくらい自由にさせてやってくれへん? 鬱っとおしいやろうけど皆も我慢してな」エヴァ「・・・うっ・・・うえーん――ヒック・・・うわぁーん――ヒック」茶々丸「ああ、もう、鬱っとおしい!!キュイーン(眼光ビーム)」エヴァ「な・・・!!何すんだ 茶々丸!!驚いて心臓が止まりそうに・・・ん!?止まってる! しゃっくりが止まってるぞ 茶々丸!!でかしたぞ!」 ネギ「はい、エヴァンジェリンさん。大人しくして下さい。授業を続けます」エヴァ「ハハハハ私が死ぬわけなんかないのだ、ハハハハハハハhhhh」 ネギ「・・・チッ・・・」 刹那「しゃっくりが止まってもうるさいですね」木乃香「壊れてもうたんやな。超はんと茶々丸はんに頼んでちょーっとイタズラしただけやったんやけど。 エヴァちゃんには効きすぎてもうたみたいやー」 刹那「お嬢様、分量は合っていましたか?ちゃんと子供用の量にしましたか?」木乃香「あ。そやったかー大人用の量飲ましたんがいかんかったんやー。失敗失敗。」 刹那「ちなみにしゃっくりじゃ死にませんよね。すぐに信じて・・・。 どこまでもおバカさんなガキなんですよね、エヴァンジェリンさんって」葉加瀬「茶々丸ーエヴァンジェリンさん仕留められなかったの?」茶々丸「はい。申し訳ありません」葉加瀬「おっかしいなー出力不足かなぁ?放課後直してあげるから今度はしっかりねー」茶々丸「どーせ再生しますけどね」葉加瀬「だからいーんだっつの」 29-219 29-219 名前:『One More Sweet』[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 08 04 ID ??? 『One More Sweet』 ピクニックと春の風 1/3 「いい天気だにゃ〜」 春の陽気に誘われて、あたしたちはまったりとピクニックに来ていた。といっても学園からほんの少し離れた 近くの小高い丘だけどね。ま、散歩の延長みたいなものかな? あたしと亜子はビニールシートの上でごろりと横になっていた。お日さまの恵み。ぽかぽかとしたそよ風。 爽やかな森の空気。極楽だにゃ〜。 「アカン、気持ちようてなーんも考えられへん……」 亜子もすっかりリラックスした様子でくたーっ、と猫みたいに身体を伸ばしている。ふふっ、カワイイ。 「ホント、勉強とか部活とか忙しい日常が嘘みたいだよね〜」 「せやな〜」 「このままずっとこうしてたいにゃ〜」 「せやな〜」 うららかな春の風に、あたしたちはついうとうとしてしまう。でも、そんな雰囲気をぶち壊したのは、 あたしのお腹であった。 ぐぅ〜っ……。 「わっ、ちょっ、今のナシ!」 慌てて取り繕おうとするが、亜子は盛大に笑っていた。 「あはは。バッチリ聞ーてもーたもん! ほな、そろそろお昼にしよっか?」 「うう〜、恥ずいなあ……」 ばつの悪い表情を浮かべるあたしに、亜子はくすくす笑いながら二人分のお弁当を用意する。 ううっ、亜子のお弁当が楽しみで朝ごはん抜いてきたのが失敗だったなあ……。 「えへへ、はらぺこさんのゆーなの為に、ぎょーさんおかず作っといて正解や」 「おおーっ!!」 あたしは思わず歓喜の声を漏らす。何といいますか、すっごく凝ってる! 春キャベツをたっぷり使ったサラダに トマトソースの冷製パスタ、BLTサンド。お約束のタコさんウインナーに綺麗な卵焼き。デザートにうさぎ型の 林檎まで作っちゃってるよ! 色とりどりで食べるのが勿体ないくらい、カワイイお弁当だ〜♪ 29-220 名前:『One More Sweet』[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 09 39 ID ??? 2/3 「やば、ちょっと感動した……」 「感動するのはまだ早いで。ほら、あーんして」 嬉しさのあまり、うるうるしているあたしに亜子はトドメを刺してきた。にっこり笑いながらタコさんを あたしの口に運んできたのだ。思わずどきどきしながらあたしは口を開ける。 「もぐもぐ……」 「ど、どうやろ……?」 おそるおそる亜子が感想を尋ねてくる。そしてあたしはがばあっ! と立ち上がり、天に拳を突き出した。 「我が生涯に一片の悔いなしっ!!!」 「大袈裟やな〜。どこぞの世紀末覇者やないんやから……」 「いやもう、美味しいなんてモンじゃないよっ! こんなのラ○ウも昇天しちゃうって!!」 そのままあたしは亜子に抱き付いた。駄目です、妄想汁の分泌が止まりません。 「ひゃああっ!? ゆ、ゆーな、食事中に襲わんといてえぇぇっ!!」 「いやいや、コレは単なる愛情表現だって!」 あたしは真っ赤になってる亜子の頬をぷにぷにした。ちなみに、亜子の発言にちょっと傷付いたのは内緒だ。 いくらあたしだってこんなトコでいきなり発情しないっての。たつみーじゃあるまいし……。 「ほら、お返しに……」 あたしはBLTサンドを亜子の口元に近付ける。すると亜子は腑に落ちない表情ではむはむと食べてくれた。 何ていうのかな、リスみたいでカワイイ。 「さーて、あたしもじゃんじゃん食べよっ!」 「うーっ、ゆーなのいけず……」 ちょっぴり亜子は拗ねたような仕草をしてる。でもね、それがまたカワイイんだよね〜。 \ 「ごちそうさまっ! 心もお腹も一杯だ〜♪」 水筒に用意しておいたアイスティーをごくごくと飲み干すと、瞬く間に眠気が襲ってきた。 「ふあぁ〜っ……、アカン、ウチ眠とうなって……」 亜子の方は限界みたい。うつらうつら、と舟を漕いでいる。だったら……。 「なら、少しお昼寝しちゃいなよ。膝貸してあげるから♪」 あたしは亜子を抱き寄せると、膝枕を提供してあげた。 29-221 名前:『One More Sweet』[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 10 49 ID ??? 3/3 「あはは……、ちょい恥ずいなあ……」 「誰も見てないからいーじゃん。あたしに亜子のカワイイ寝顔を見せてよ」 「もう、ゆーなは強引なんやから……。せやったら……!」 突然、亜子は下から手を伸ばしてあたしの顔を引き寄せた。そして、 ちゅっ。 「ほな、おやすみ〜」 軽いキスを交わすとそのまま寝ちゃったんだ。お、おやすみのチュウですか……。 あたしの萌えメーターは完全にレッドゾーンを振り切っちゃってる。うららかな春の陽気に膝枕で眠る恋人。 そして、おやすみのチュウ。もう死にそう……。 あたしはすやすやと安らかな寝息を立てる幸せの根源を撫でながら神様にお願いする。このまま時が止まれば いいのに、って。ずっと亜子の寝顔を見つめていたい。亜子の傍に居たい。そう、思ったんだ。 けれど春の陽気は存外に意地悪で、あたしはいつの間にか眠りの淵におちていった――― 「ん……?」 少し風が出て来たみたい。あたしが目を覚ますと、太陽は雲に隠れていた。少し肌寒いな。 「亜子、寒くない?」 と、あたしは目を開ける。亜子は既に起きちゃってたみたいで、にこにことあたしの寝顔を見つめていた。 「えへへ。ウチはへーきや。ゆーなの寝顔、可愛かったで♪」 「ふふ。じゃあ、そろそろ帰ろっか」 ゆっくり身体を起こすと、あたしたちは後片付けをする。と、その時。一段と風が強くなった。 「!!!!!」 あたしの目が点になる。春の風は、見事なまでに亜子のスカートを捲り上げていたのだ。 「いゃあぁん! 見んといてえぇぇっ!!」 亜子は真っ赤になってスカートを押さえながら抗議する。ごめんなさい。もう手遅れです。ばっちりとあたしの 脳内ハードディスクに保存しました。カワイイ縞パンでした。ごちそうさまでした。本当にありがとうございました。 「いやあ、春だねえ……」 あたしは澄み切った青空にも負けないくらい、清々しい笑顔で呟くのだった――― (おしまい) 29-225 29-225 名前:美化委員(フミカ)様がみてる 6[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 18 39 ID ??? きょう一日美しく暮らせますように―――― ここは麻帆良学園中等部3年A組 私――鳴滝 史伽はこのクラスの美化委員 今日もお仕事がんばるです。 お教室の窓を開けると暖かい日差しと共に、春の風が入ってきます。 花々の甘い香りが混ざる暖かい風に乗って、桜の花びらが舞い落ちてきました。 史伽「桜ももう終わりですー。キレイだけど、散るとお掃除が大変です。」 教室の中に入り込んだ花びらを一生懸命ホウキで掃く史伽ちゃん。 と、その後ろでは何やら不穏な空気が漂っています。 アキラ「真名!また浮気したのねっ!しかも刹那さんとだなんて!!」 真名「ご・・・誤解だアキラ!刹那とは何もなかったんだ!」 刹那「貴様ぁ・・・よくもそんなことをぬけぬけと!!」 アキラ「刹那さん。お仕置きしてやって!」 刹那「神鳴流奥義!百烈桜華斬!!」 真名「ぐはぁ!!!」 桜吹雪が舞う教室の中、史伽ちゃんはホウキを持って呆然と立ち尽くしてしまっています。 足元には真名さんの亡骸が転がっています。 それでも美化委員のお仕事を一生懸命頑張っているようです。 史伽「・・・今日はお掃除終わらないです・・・」 29-227 29-227 名前:真名ちゃんもっこり日記33[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 28 02 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記33 麻帆良学園の一日、午前編 朝、目覚める。 隣にはアキラが寝息を立てていた。かわいい。 真名「もにゅもにゅ」 アキラ「んん…あはぁ…」 アキラの胸を揉んで起こす、それが日課だ。 アキラ「わっ、真名!何してるの!?」 駄目だ。そんな顔をされたら我慢できない。 真名「アキラーーーーー!寝起きの一発をさせてくれ!!!」 アハーン 遅刻寸前に学園に着く。 カシャカシャ 朝倉はいつものようにカメラで学園の様子を撮っている。 ちう「あ?何勝手に撮ってんだコラ」 長谷川にカメラを向けるとガンを飛ばしてくる。 角度を変えてもガン飛ばし、後ろから撮ろうとしてもガン飛ばし、さらにガン飛ばし。 ザジ「千雨、怖い」 ちう「あ、悪りぃ」 相変わらずの仲良しだな。 桜子「ねーねー、いいんちょと明日菜知らない?」 29-228 名前:真名ちゃんもっこり日記33[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 28 46 ID ??? ドやかましい“ゲバゲバ90分のテーマ”をバックに3−A最強のギャンブラー、椎名桜子が尋ねてきた。 真名「確かに来てないな」 どうしたのだ?とりあえず電話をしてみよう。こんなときのためにクラス全員の携帯番号を記録している。 短縮29っと。 ぷるるるるるるる いいんちょ「あっ!?龍宮さん!助けてください!」 真名「何だ!どうしたんだ!?」 いいんちょ「明日菜さんが私の部屋に押しかけてきて…」 明日菜「いいんちょ〜、逃がさないよ〜」 いいん(ry「きゃー、あっ、だめぇ…そんなところ触らないで、いやー、私にはネギ先生が…」 明日菜「ネギ?だったらネギが相手でも満足できない体にしてあげる hearts」 い(ry「いや〜〜〜〜〜ん」 ギシギシギシギシギシギシギシ ぶち 安心しろいいんちょ。お前の名誉のために体調不良ということにしておこう。 桜子「助けたら(ry…」 休み時間、トイレに向かう。 鳴滝妹「トイレは美化委員の私が掃除しておきました〜」 鳴滝姉「消臭スプレーも置いといたよ…プププ」 さすがだな美化委員の鳴滝妹よ、しかし姉の笑いが気になる。 …ジャー……シュー バタン! 真名「誰ダ!消臭スプレージャナクテヘリウムガス入レタノハ!!!」 29-229 名前:真名ちゃんもっこり日記33[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 29 17 ID ??? 昼―屋上 朝倉「へへへ、今日もたくさん撮れた」 ちう「際どいのとかはマニアに高く売りつけるんだろ」 朝倉「よく分かったね千雨」 ちう「けっ」 … ちう「朝倉、煙草」 朝倉「ほい」 ちう「…美味ぇ」 今日も麻帆良の午前は平和であった。 29-232 29-232 名前:日替わり劇場・???[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 42 09 ID ??? 千雨「…」 久しぶりの静寂は、千雨の中に嫌な影を落とした。 ザジがナイトメアサーカスの巡業に出て、もうすぐ1週間が経つ。 以前からザジが巡業で部屋を開けることは多かったのだが、ここまで長いのは今まで初めてだ。 千雨「……」 その分心置きなくコスプレして、ネットアイドルとしてチャットに明け暮れることが出来るのだが…。 千雨「………」 一人でいるという状況は慣れっこのはずだったのに、気づけばこんな環境を嫌うようになっていた。 千雨もその様に自分が変わっていたことに、改めて驚いていた。 千雨「さて……」 千雨は重い重い腰を上げた。 クラスメイトの四葉五月が夜な夜な屋台を開いているといううわさを朝倉から聞いたことがある。 今日はそのうわさを確かめるためにも、そこで夜食を食べることにしよう。 そう思って、千雨は寮を出た。 千雨「…桜ももう終わりか…。」 ぽつりとつぶやく千雨。 麻帆良の桜もピークを過ぎ、石畳の歩道には散った桜がじゅうたんを作っていた。 …不意に、柿崎なら毎晩花見としゃれ込んでたんだろうなぁと思うと、なぜか少しうらやましくなった。 千雨「…朝倉もたまには使えるもんだな…。」 一人ごちる千雨の目の前には、五月の店があった。 そしてそのカウンターに、もう一人のクラスメイトを見つけた。 千雨「お前は……大河内か?」 おなじみとなった黒髪のポニーテイルが、大河内であることを証明していた。 29-233 名前:日替わり劇場・???[sage] 投稿日:2006/04/14(金) 00 49 13 ID ??? ということで、金曜日は『揺れる想いの中で…』をお送りします。 出演は長谷川千雨・大河内アキラの両名です。 さて、アキラがさっちゃんの店にいた理由とは? そして千雨は彼女にどう接するのか、ご期待ください。 この続きは、また来週。 さて、明日土曜日とあさって日曜日は、 皆様から寄せられましたカップリングで、作者が短編SSを書こうと思っております。 どのようなカップリングでも構いません。 見たいカップリングがございましたら、レスお願いいたします。 前ページ次ページSSまとめ
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登録日:2013/09/27 (金) 17 05 16 更新日:2024/05/09 Thu 02 32 58NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 お言葉ですが かんべそん かんべそん←たけるです スパイ チャラい ナポリタン ノンキャリア プレイボーイ ホスト ミッチー ラムネが見てる レギュラー→準レギュラー 二代目 元エリート 及川光博 庁内S 楯は突かないが、しっかり意見は申し上げるタイプ 歴代相棒項目 死体嫌い 漂うおぼっちゃん臭 特命係 生活安全課 生活安全部 相棒 相棒登場人物項目 神戸尊 秀才タイプ 警察 警察官 警察庁 警視庁 警部補 貧血 運転が荒い 頭脳派 お言葉ですが ドラマ『相棒』シリーズの登場人物。 神戸尊(かんべ たける)と読むが一部の人物からは神戸尊(かんべ そん)と呼ばれている。 所属:警視庁特命係 警部補 誕生日:1970年2月1日 血液型:O型 出身:東京都大田区田園調布 備考:中央大学法学部卒 演:及川光博 初登場はSeason7最終回。 亀山薫が退職した後、その後釜として特命係にやってきた正式な二代目相棒。 ノンキャリアながら警視庁から推薦で警察庁へ行き、若くして警備部警備企画課課長補佐を務めていたエリート(=いわゆる「セミキャリア」)だったが、 警察庁上層部から「杉下右京の監視」を命じられ庁内S(スパイ)として特命係にやってきた。 その際、表向きは左遷、島流しであったため警視から警部補に二階級降格している。 ○人物 かつてはエリート街道の真ん中を歩いていただけあってクールで気障な部分が目立つ秀才タイプ。 それなりの処世術は持っており人当りも良いため聞き込みなどでは右京よりスムーズに事を運んでいる。 薫とは正反対の性格で他人を小馬鹿にしたような言動もとるが、頭脳優秀かつ洞察力もある。 しかし、変人レベルの天才である右京には少々劣っており、右京の推理に「お言葉ですが」と(常識的な意見で)口を出し張り合ったりするが押し負け、 その度に小声で文句を垂れるのがお決まりとなっている。 根が善人であるため犯罪行為を見逃すことは基本的にないが、右京と違って事件関係者の気持ちを考えたうえで事件を扱う傾向が強い。 それに加えて年齢の割には青臭く純粋な部分が抜けきっていないため、時には冷静さを捨てた熱い台詞を言うこともある。 右京に対してはその違法スレスレの捜査を非難しつつも才能を認めており、徐々に影響を受けていく。 同時に右京の偏屈さにかなり振り回されているため、長らく右京の相棒を務めていた薫に会ってみたいとも考えている。 波風立てない言動を心がけているのか、イタミンの嫌味や挑発などには真面目に取り合わず、にこやかにかわしている。 その一方で強引なタイプは苦手としており、陣川には度々「ついてくるよね!答えは聞いてない!」とばかりに無理矢理彼の捜査に付き合わされている。 普段から黒のタイトスーツと色柄物のシャツを着てノーネクタイかつ第二ボタンまで開けており、薫とは別の意味で警察官に見えない。まぁミッチーなので仕方ない。 好物はナポリタン(S8-16)(*1)。苦手な物は温泉とホラー映画や死体。また貧血気味。 自家用車は黒のGT‐Rだが、同乗した右京が軽くビビる程運転が荒い。 しかし、右京とブラインドチェス(それも結構いい勝負)をしながら運転していても一般公道を問題なく走行できる程度の技量はある。 意外と運動神経も良く、エアガンの弾を避けられるぐらい俊敏。拳銃を持った相手にも冷静に対処できる。元々警備畑だったことも関係していると思われる。 推薦組のエリートだっただけあり、現職国会議員の知り合いがいたりする。割と本気でスカウトされたことも。 見た目通りけっこう遊んでいるらしくプレイボーイ。酒を飲んで翌日は遅刻してくることも。 それ故に洋服やアクセサリー、女性心理などに詳しく、被害者・加害者問わず女性が深く関わった事件では、 その辺りにまるで疎い右京が見逃した些細な違和感(*2)に神戸が気付き、それが解決の糸口になることも多い。 過去については詳しく明言されていないが、言動の端々に育ちの良さが垣間見えどことなくおぼっちゃまっぽい。 一方で「僕も嘘の上手い子供でしたから」と語っており作中でも少年の関わる事件でよく熱意を見せていることから、ただ裕福な少年時代を送っただけというわけでもない様子。 警備畑出身であるため死体が大の苦手。事件現場では死体を見るたびに「あぁ…」と声を漏らしながらハンカチで口元を抑えうずくまってしまう。 「血がダメ」などではなくあくまで「死体そのものがダメ」。 焼死体や白骨死体、果てはほとんど損傷の無い遺体の写真や飛び降り自殺をする瞬間の写真でも苦手であるため、 割と信頼関係が築かれて以降は、右京が遺体がそのままの現場に行く時や遺体の写真を見る際に同行する神戸を気遣う場面も見られた。 ○特命係異動の真実 「杉下右京の監視」を命じられていた神戸であったが上層部の思惑は別の所にあった。 神戸は警察庁時代、顔認識システムを使った大規模な監視システムの開発を主導していたのだが、 上層部はその運用者として神戸と右京を考えており二人の能力と相性を観察するために神戸を特命送りにした。つまり神戸自身も監視されていたのである。 しかしSeason8最終回でその監視システムに関わる事件が発生してしまい神戸はこの事実を認識。 事件後警察庁へ戻るように命じられるが右京との捜査の中で警察の掲げる正義に疑念を持ち始めていた神戸はそれを拒否。 特命係として右京の相棒を続けることを選び、警視庁に残り改めて特命係に迎えられた。 また余談だが、Season11 3話「バーター」に登場した元警備局長・潮弘道の経歴は滅茶苦茶なもの(*3)だったが、時期的に見ると「神の憂鬱」時には現職であり、「FRS計画頓挫の責任も問われたのではないか」との考察もある(*4)。 ○人物関係 杉下右京 上司且つ相棒。 性格の問題でよく論争をしたりするがその天才っぷりは神戸も認めており、右京も神戸の実力を評価している。 序盤こそ薫とのコンビが長かったため煙たがられていたが、徐々に神戸の持つ純粋な部分を垣間見て心を許すようになり、 一緒に角田課長をからかったり、神戸の好物を食べに行こうと誘ったりするほど友好的に。 しかし神戸は右京の警察組織を顧みないその捜査のやり方には賛同しきってはいないため、事件の捜査中には敵対することもある。 あと右京も地味に神戸と張り合っており、事件現場に向かう際わざと神戸を置いてきぼりにすることも。 亀山薫 前任者にして3代後の後任者。 右京と相棒を出来ていたことから会ってみたいと思っていており、しばしば興味を綴っている。 そしてS21にてついに対面が実現。なお、本人のいないところで互いにルックスのマウントをとっていた。 甲斐享 次の後任者。 劇場版IIIで対面した。 冠城亘 2代後の後任者。 実は交友があることが判明した(S15-13.14)。 S17スペシャルでは共にアクションシーンを見せつけ犯罪者グループを撃退した。 かなりフランクに接しているが、階級に差がめちゃくちゃある。 宮部たまき 花の里の女将。 右京を差し置いて一緒に映画を観に行く仲。でも店を閉めることを教えてもらっていなかった。 月本幸子 宮部たまきの後任の花の里の女将。 過去の事件を経て出所し、その後のドタバタ劇に関わった。 ちなみにこのときの右京の様子を間近で見ていたため、S18最終話での警視庁内のしょーもない話題の発端となった。 小野田公顕 警察庁官房付官房室長。 自身を特命送りにした一人。彼と右京の間にある奇妙な関係性を肌で感じ取っていた。 陣川公平 捜査一課経理にして元特命係。「そん」呼ばわりする一人。 先輩風を吹かせてくるのはともかく、かわそうとしても強引に自分を巻き込んでくるので苦手としている。 米沢守 右京の心強い協力者である鑑識係。 オタク気質を理解していないことで怒られたりすることもあったが、 基本的に神戸が友好的に接していることもあってか、それなりに良い関係である。 トリオ・ザ・捜一 初対面で「そん」と呼ばれて以降、訂正してもわざと「そん」と呼ばれる。 わざとであると理解してかだんだん訂正もしなくなり、イタミンの挑発共々スルーするようになった。 大河内春樹 万年監察官にして友人。 よく怪しいバーで飲んだり剣道の相手をしたりする仲。 Season7で特命と距離をとるとか言っておきながら神戸が特命に来てからは出番が急増し、 やたらと神戸やその相棒で上司である右京に協力してくれるくらいには神戸に甘い。 そのため彼の秘密を知っている視聴者は気が気ではない。 神戸がその秘密を知っているかは不明だが「大河内さんはどうして結婚しないんですか?」と思いっきり地雷を踏みぬいたこともある。 ちなみに神戸のGT‐Rのナンバーは「3710」=「ミナト」……スタッフェ… 以下、ネタバレ Season10の第一話の事件において過去に自身がした虚偽の証言で無実の人間を犯人にし、自殺に追いやってしまったことを知り、後悔と罪悪感を背負うようになる。 詳細 神戸の偽証とは「被害者にストーカーしていた男が被害者を脅したのが2度目の忠告の後(*5)」というもの。「城戸が2度目の忠告の後で脅すような事を瑛子さんに言ったなら、神戸が動かない訳がない」と右京が気付き、右京は偽証だと見抜いた。 神戸の当時の友人・綱島瑛子はストーカーに悩まされていて、神戸に助けを求め、神戸が何かと彼女を守っていた。 ところが、綱島が殺されてしまい、殺人容疑の掛かったストーカー・城戸充は、神戸くんに助けを求めて来た。城戸は「自分は無実だ」と神戸に訴えていた…。 だが神戸は、彼の言葉を信じることもなく、真剣に耳を傾けることもしなかった。 そして15年の時を経て…右京さんと神戸くんの捜査により、彼が無罪だったことが分かってしまう。 実際の犯人は当時のマンションの管理人・若林。瑛子に「いやらしい目で見ないでくれます?」と言われ、更には面接に行った企業に不採用だったことを「英子が自分の悪口を言った」と思い込み彼女を殺害した。 この若林がまた極悪人で、捜査を担当した刑事の池上、城戸の取り調べを行った検事・益子、公判を担当した検事・釜田、有罪判決を下した裁判長・大森を強請り、大金を得ていた。 この4名も自分の保身のために若林に知恵を貸し、「一事不再理」という制度を利用し若林が無罪判決になるように仕向けた。法律を悪用した悪人たちであった。 その後の幾つかの事件を経験する中でその意識が増していき警察を辞める決意をする。 そしてSeason10最終回、クローン人間の是非を巡る事件の中で真実を全て明らかにしようとする右京に逆らい、クローンの子供の未来を案じて「真実を明らかにするなら自分が子供を殺す」と言う半ば脅迫の説得で歴代の相棒の中で唯一右京の絶対的な正義を貫く信念を曲げさせた。だがこの一件が更に罪悪感を募らせることとなる。 そのまま警察を去ろうとしたが、右京に逆らったその手腕と実績をかつて敵対した長谷川宗男に買われ、彼の根回しで警察庁長官官房付へと異動することとなり特命係を去った。 これによって陣川に続いて「警察を去らなかった二人目の特命係」となった。 その後のスピンオフ劇場版「XDAY」に登場。 長官官房付としての仕事をしていたが、片山雛子の申し出で「XDAY」に関わる情報を右京に解析するよう頼んだ。 以降もS15第13、14話や劇場版「首都クライシス」S17元日スペシャルやS20第20、21話で再登場し、特命係に陰ながら協力したり依頼をするなど右京とは微妙な距離を置きつつも交流を持っており、歴代相棒の中では右京の相棒の全員と面識を持つ人物となっている。 特に亀山は着任から一度会いたいと言っていたことから、10年以上越しに念願叶ってのことだった。 ○余談 season8の元日スペシャルにおいて、神戸の大学時代の元恋人として細野唯子というキャラクターが登場する。 作中において二人のその後の仲がどうなったかは描写されていないが、神戸を演じる及川光博と唯子を演じた檀れいは番組放送の一年半後にリアルで結婚した。 ……が、その後2018年に離婚している。「元」の肩書きまで一致せんでも お言葉ですが、追記・修正くらいは自分で出来ますので、ご心配なく △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 今度の劇場版ではまた復活するらしいな。この調子でTVシリーズにも準レギュラーぐらいの立ち位置で戻ってきてくれないかのう -- 名無しさん (2013-09-27 20 16 42) 神戸は亀山とは違う人間臭さがあって好きだぜ -- 名無しさん (2013-10-15 20 14 33) 亀とかカイトだと結果的に右京さんのイエスマンでしかないから相棒って感じしなくて物足りないのよな…ソンは能力的に及ばないながらも同じ立ち位置でやり合えてごくたまに押し切ることがあるのが面白い -- 名無しさん (2014-01-02 21 53 05) 演技の微妙さ加減が面白かったなあw -- 名無しさん (2014-01-02 21 55 55) 亀ちゃんの「退場」は中の人同士の喧嘩別れだったらしいけど、神戸君は再登場したから「卒業」という感じなのかな? -- 名無しさん (2014-01-02 22 03 16) 子供が事件に関わってると物凄く熱い奴に見えてしまうのは気のせいだろうか -- 名無しさん (2014-01-03 00 10 06) なにげに面倒見良いよね。酔って寝てた福助を家まで送ってあげたりw -- 名無しさん (2014-01-22 21 00 03) 太田愛は神戸抜けてからモチベ下がってそう -- 名無しさん (2014-01-22 21 08 20) 右京さんとの距離感が好きだ、ベタベタしすぎてないのが。 映画以外でも時々出てきてほしい。後輩のカイトに右京さんとの付き合い方を教えてあげてw -- 名無しさん (2014-01-23 16 03 41) ↑6 及川さんの女性問題で水谷さんが難色を示したからじゃなかったっけ 水谷さんて結構こういうの厳しい人だし -- 名無しさん (2014-01-23 17 23 01) 監察官と宗男が△に -- 名無しさん (2014-01-23 17 44 59) 亀山は舌、カイトは耳、神戸は・・・ない -- 名無しさん (2014-07-07 19 35 51) ノンキャリア(正確にはセミキャリアとか準キャリアというらしい)だが、警察庁にいたせいかキャリア組と間違えて覚えている人もいそう -- 名無しさん (2014-07-29 16 54 44) ちょっと擦れてたのが段々青臭い部分が表に出て来たのが良かった。右京と張り合うのも薫ちゃんと違うって感じで良かったし -- 名無しさん (2014-09-11 16 54 12) 劇場版Ⅲでカイトパパの部下?になってたけど宗男との関係はどうなったんだろ -- 名無しさん (2014-10-24 13 17 09) 右京とキャラが被って微妙だけど空気のカイトよりはましかな。 -- 名無しさん (2014-12-06 00 21 13) でも「カナリアの娘」のときの「証拠隠し」には正直むかついた。あと協力者(課長や米沢さん)に対する態度とか・・・。 -- 名無しさん (2015-01-07 17 26 47) 亀山やカイトと比較すると、プライベートの描写が少な目だった印象がする。そういうところも右京さんに近かったのだろうけど、もっと出してほしかったな -- 名無しさん (2015-01-17 21 37 34) 及川さんが劇場版仮面ライダーで仮面ライダー3号を演じるらしい -- 名無しさん (2015-01-28 18 27 45) 大河内=オルタナティブ・ゼロ、神戸=仮面ライダー3号となったか。 -- 名無しさん (2015-01-28 18 37 08) ヒーロー大戦GP出演決定おめ、しかも主題歌までミッチーww イタミガイストとの共演あるかな? -- 名無しさん (2015-01-28 18 40 13) ダディ「仮面ライダー3号か おもしろい」 神戸(あの人どこかで見たような?・・・) -- 名無しさん (2015-02-01 09 15 55) 特命係に飛ばされた後も割と裕福な暮らししてたけど、給料下がらなかったのかな? -- 名無しさん (2015-02-11 08 38 36) 車のナンバーの3710、なんの話かわからん -- 名無しさん (2015-04-22 00 11 05) ↑「ピルイーター(小声)」 -- 名無しさん (2015-04-22 00 20 22) 今長官官房付には神戸と長谷川とカイトパパが集結してるのか…なかなかカオスなメンバーだ。長谷川とは何処かで決着付けて欲しい。 -- 名無しさん (2016-01-04 13 49 14) ↑×9 柴田=イゴール -- 名無しさん (2016-02-22 11 45 22) 神戸君が相棒やってたシーズンは何かキツイっていうか物悲しいエンドな話が多かったイメージ。ボーダーラインとか -- 名無しさん (2016-02-26 09 13 06) ↑神戸編は社会派の話が多かった印象ですね。亀山ほど被害者に入れ込まないタイプだったので、社会派の話にぴったりだったのかもしれません。 -- 名無しさん (2016-09-16 21 05 03) シーズン10なんかほとんど鬱回やったな。だからこそピエロが輝いた -- 名無しさん (2017-01-27 20 15 09) ノベライズとかで神戸尊の過去語られないかな。 -- 名無しさん (2017-01-27 20 22 55) むしろ城戸充の件がどうなったのかみたい -- 名無しさん (2017-01-27 21 21 58) 5年振りにドラマシリーズに登場 -- 名無しさん (2017-02-05 14 55 17) そういえば神戸って現在の階級はどうなってるの?「警察庁に異動になったときに警視に戻った」ってのもどっかで聞いたことある気がするんだけどソースが出てこないから確信が持てない。 -- 名無しさん (2017-02-14 12 40 03) 報告にあったコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-07-06 06 58 53) 元日スペシャルで亀山くんと会ってほしい、それかまた神戸くんも特命に戻ってきて -- 名無しさん (2022-11-03 13 01 38) 神戸と亀山と右京と薫の最強カルテットを見たいです -- 名無しさん (2022-11-03 13 06 58) 右京、薫、神戸のトリオザ特命も見たい -- 名無しさん (2022-11-03 21 04 44) 神戸君時代の察庁と本庁が水面下で諜報合戦やってたの好きだったな -- 名無しさん (2022-11-16 22 29 11) 神戸君は歴代の特命係の中で一番好き -- 名無し (2022-12-17 23 43 26) ある事件で神戸が犯人に殴り倒されるシーンを見た時に「古畑任三郎」の「すべて閣下の仕業」での犯行シーンを思い出してしまった -- 名無しさん (2023-01-08 10 32 07) この人はいつまで警察庁長官官房付なんだろう -- 名無しさん (2023-11-16 12 27 01) 名前 コメント
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前ページ次ページSSまとめ 32-61 32-61 名前:『少女と女の子』[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 07 30 ID ??? 『少女と女の子』 1/5 亜子side 「ほな、ウチはぷらぷら学祭巡りするわ」 学祭三日目。クラスの手伝いを終えた亜子は、一人で教室を後にした。いつもの面子は部活の方で 手伝いがあるという。 「ま、たまには一人でまったりするんもええやろ」 亜子の脳裏にあったのは、昨日の幸せな記憶。 (ナギさんと一緒にデートしたとこ、もっぺん回るのもええなあ……) 軽やかな足取りで、亜子は中等部の校舎を後にした。 「―――あれっ?」 一人ぼっちのお散歩を満喫していた亜子は、見覚えのある女の子を見つけた。 「あの子……、昨日ナギさんたちと一緒におった子や……」 会話を交わす機会は無かったが、はっきりと覚えている。ナギから一歩引く形でついてきていた女の子。 「あの子……。今日は一人なんやろか?」 しばしの間、亜子は女の子を観察する。誰が見ても可愛い容姿の女の子は、道行く人の注目を浴びていた。 「お、いっちょまえにナンパされとる♪」 その内、女の子と同い年位の男の子が数人、声を掛けてきた。大して女の子はあからさまに嫌そうな表情を 覗かせていた。だが、強引に誘ってくる男の子達の勢いに押され、手を焼いている様子である。 「しゃあない、ウチが助けたるわ」 くすくす笑いながら、亜子は女の子の元へと歩み寄った。 「お待たせや! ようやっと仕事片付いたから、一緒に学祭巡りしよ」 突然、声を掛けてきた亜子に、女の子は一瞬驚いたものの、 「う、うんっ! ゴメンね、わたし、このお姉ちゃんと約束してたんだ!」 と、言って亜子の手を取り愛想笑いをする。男の子達はちぇー、と残念そうに去っていった。 「あはは。災難やったなあ」 「―――ああ。ったくウゼェったらありゃしねえ……!」 つい、普段の口調で答えてしまった女の子は、しまった、とばかりに慌てて口元を塞いだ。 32-62 名前:『少女と女の子』[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 08 02 ID ??? 2/5 千雨side (やべえ……。つい、素で返しちまった……!) 千雨はおそるおそる亜子の表情を見る。 「あ、あはは……。顔に似合わず生意気なクチ聞く子やな……」 亜子の方はやや驚いた様子である。それは当然だ。 (よりによってこの姿でいたトコを和泉に見つかるなんて……。ついてねえ……) 素のままで話してしまったものは仕方がない。どうせ普段の私を知らないのだから、と千雨は開き直る事に 決めた。ちらり、と亜子に目線を合わせ、ぽりぽりと頬を掻きながら口を開く。 「悪ぃな。気ぃ使わせちまったみたいでよ」 「たいしたことやないよ。今日は一人なん?」 「ああ。ヒマを持て余してたトコだ」 適当に答えながら、千雨は思考を巡らす。 (ふん。和泉の奴も子供相手だと物怖じしねえんだ……) 接点のないクラスメイト。そんな千雨に対して、普段の亜子はどことなくおどおどした様子で接してきた。 気弱な彼女に、千雨は少なからず好印象を抱いていた。それは、眼鏡なしでは人前に出られない自分と、 どこか重なるものがあったのかも知れない。 (ま、コイツはバカまみれのクラスでも数少ないマトモな人種だよな) 目の前の亜子は律儀に屈みながら目線を合わせて話してくる。このお人好しとの会話は、苦痛ではなかった。 「―――そういや、自己紹介してへんかったな。ウチは和泉亜子や」 「わたしはちさ―――、っと、ちうだ。長谷部ちう」 危うく本名で答えそうになり、千雨は狼狽する。 (チッ、コイツと喋ってると調子狂うぜ……) 「ちうちゃんか〜。かわええ名前やな。せや! ヒマなんやったらウチとホンマに学祭回らへん?」 唐突な亜子の申し出に、ぴくぴくと千雨の頬が引き攣った。 (マジかよ……。おいコラ、他の三人はどーした! なんで私なんだよ。万が一、私の正体に気付かれちまったら ヤベえだろうが!) 千雨は必至で自問自答する。だが……、 「ウチもヒマしとるんよ。ダメ、かな……?」 眩しいばかりの笑顔で亜子が尋ねる。千雨に、この攻撃を躱す術は無かった――― 32-63 名前:『少女と女の子』[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 08 39 ID ??? 3/5 亜子side 「ちうちゃん、お待たせや!」 亜子はベンチで休んでいたちうにぱたぱたと駆け寄り、手にしていたアイスを手渡す。 「ん、さんきゅ」 千雨はぶっきらぼうに答えながら、ミントチョコを口にした。 時刻は午後四時を回ったところか。出会ってから二時間。亜子はちうとのデートを楽しんでいた。 昨日のナギとのデートとは違い、亜子に緊張した素振りはない。 (ちうちゃんか……。不思議な子やな……。この年でこない大人びた子がおるなんて……。やっぱりナギさんの 知り合いやから、なんかなあ……) 亜子は無表情でぺろぺろとアイスを舐めるちうに視線を注ぐ。この女の子は妙に達観した意見を口にしたり、 時折ぼそりと毒を吐く。その外見とのギャップに、亜子はすっかり心を奪われていた。 「―――なあ、そのブレスレットは?」 ぽつり、とちうが尋ねてきた。 「ん? これなあ、昨日ナギさんとムリヤリ引っ張り出されたイベントでもろてん」 穏やかな表情で、亜子は手にしていたブレスレットを愛しげに撫でる。 「そっか」 その程度の答えで満足だったのか、ちうは再び視線をあさっての方向に向ける。 「ナギさん、かあ……。ナギさんといい、ちうちゃんといい、不思議やね……」 小さく呟いて、亜子はラムレーズンをぺろりと舐める。ふーん、とちうも軽く流すだけ。 そよ風が、二人を包む。 ゆったりと流れる時間。周囲の喧騒と隔絶された二人。 (ナギさんのこと、色々訊きたかってんけど……) 亜子の興味はナギの事からこの女の子に移っていた。ちうとの時間。それはまるで同級生と遊んでいるような 感覚であった。 ちうはあまり自分から話を振ったりはしない。けれど、亜子が尋ねると突拍子もない返事が返ってくる。 それは、亜子の周りには存在しなかった、独特の感性であった。それが新鮮で、自分にない発想が嬉しくて、 亜子の中でちうという女の子の存在はみるみる大きくなっていった。 「また、逢えるやろか……?」 少し遠慮がちに、亜子は尋ねた。 32-64 名前:『少女と女の子』[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 09 11 ID ??? 4/5 千雨side 「―――さあな。ナギは向こうに住んでるからな」 やや突き放すような口調で、千雨は答えた。 「ちゃうちゃう、ナギさんやのうて、ちうちゃんの方や!」 「なに―――?」 亜子の返事に、千雨はきょとんとしてしまう。 「そら、ナギさんとも逢いたいよ。けどな、ウチ、今日はちうちゃんとおしゃべり出来て幸せやってん……」 「け、安上がりな幸せだな……」 「えへへ。自分でもそう思うわ。―――けどな、ちうちゃんとお話ししとると、なんや不思議な気持ちに なれるんよ……。なんやろ、こんなお友達がおったらええなあ、って……」 「…………」 まっすぐな亜子の告白に、千雨の表情は次第に赤くなっていく。 「バ、バカじゃねーの? こんなガキとお友達って……!」 吐き捨てるように答え、千雨はそっぽを向いてしまった。これには亜子も苦笑してしまう。 「あん、別に照れんでもええやん。ウチな、もっともっとちうちゃんと仲良うなりたいんや!」 「本気かよ……」 ジト目で亜子を伺う。対して、亜子はにこにこしたまま表情を崩さない。 (ったく……。そいつは無茶な注文だぜ、和泉……) 今の千雨の姿。それは昨日こっそりせしめた魔法薬のお陰で成り立っている。当然、その数は限りがある。 (そりゃ、私だって……!) 千雨の抱いていた感情。それは亜子と同じ気持ちだったのかも知れない。滅多に話す機会の無いクラスメイト。 亜子との時間は、千雨の心に変化をもたらしていた。 けれど――― 「もう逢えないだろうな。残念だけど……」 「そっか……」 千雨の返事に、亜子はがっくりと肩を落とす。その表情が、千雨の胸にちくりと刺さった。 「まあ、メアドくらいは教えとくぜ。それから―――」 一息入れて、千雨は穏やかな口調で言った。 「友達の件は考えておく」 32-65 名前:『少女と女の子』[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 10 16 ID ??? 5/5 エピローグ 亜子はびっくりした表情で、けれどすぐさま笑顔を浮かべ、 「りょーかいや!!」 と、元気良く答えたのだ。 「ケッ……」 悪態を突く千雨も、微かに笑っていた。 と、そこへ聞き覚えのある声がした。 「やっほー亜子! 何してんの〜?」 見れば、裕奈がぱたぱたと駆け寄ってくる。亜子はにこにこしながら、こう言った。 「ゆーな、ウチの親友のちうちゃんやっ!」 「おい待てっ! わたしは考えとく、と言ったんだ! しかも友達すっ飛ばして親友かよっ!」 「別にええやん。いちいち気にしとったらアカンよー?」 「気にするっての!」 「あっはは。仲良しさんだにゃ〜」 二人のやり取りに、裕奈は呑気に呟くのであった――― それから数日後。 「えへへ……」 亜子は携帯を見ながらにこにこしていた。 「お、それがちうちゃんからのメール?」 「うん。こーやってメールで見ると、ちうちゃんてホンマに大人っぽい子やな〜」 裕奈の問いに、亜子はご機嫌な様子で答えた。と、その二人の後ろを千雨が通り掛かる。 「―――けっ。和泉がガキっぽいだけじゃねえのか」 「は、長谷川さん?」 驚いた亜子が振り返ると、千雨はにやりと笑いながら去っていった。 「長谷川が絡んでくるなんて珍しいね……」 茫然とした表情で裕奈が呟く。当の亜子は、千雨の言葉にどこか引っ掛かるものを感じるのであった。 ぶっきらぼうだけど、不思議と心に残る言葉に――― (おしまい) 32-67 32-67 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 16 59 ID ??? ゆえ「ゆえと」 ハルナ「ハルナの」 『ザジちうスレ・傾向分析〜!』 ゆえ「前編です」 ゆえ「最近のスレ内での各キャラの扱われ具合を分析する『傾向分析』、8回目です。 今回も放送室が改装中のため、この方に協力をお願いしているです」 千雨「許可した覚えはねーっての! だいたい、なんで私の部屋なんだよ」 ハルナ「フッ、簡単な推理よ。ちうちゃん=ネトア、ネトア→ネトラジ、ネトラジ→ラジオ、ってね☆」 千雨「『てね☆』じゃねぇぇぇ! こらそこ、勝手に機材を弄るな! マイクを繋げるな!」 ハルナ「ザジちゃ〜ん、ちうちゃんと一緒にラジオ出たくない?」 ザジ「……」(///) 千雨「こらザジ、ゴキブリ頭の甘言に惑わされてる場合じゃ…だからアイキャッチを流すな!」 <この番組は ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ ノノ .┃ ┃ 〃 ´⌒`ヽ. ┃ ┃ Ki ((ハレ))〉 * 『抱き枕から夜のオカズまで .┃ ┃ ノヘ.|l. ゚ ヮ゚リ ,* 漏らさずカバー』の ┃ ┃ (( ⊂リ.水 ||つ ,* ┃ ┃ )) く/_|〉 ┃ ┃ し ノ 雪 広 社 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛と 『単なるタン塩好きから脱皮したいあなたへ』セツナクエストの提供でお送りいたします> 千雨「おいおい、ついにそっちから拝借しちまったのか。いい加減ネタ切れだな」 ゆえ「本家を知りたい方は『タン塩』でググってみることをおすすめするです」 32-68 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 17 57 ID ??? ゆえ「さて、それではいつものようにランキングを見ていくことにするです」 ハルナ「矢印は順位の上下変動、カッコ内は前回比のポイント増減だよ」 千雨「カッコ付のポイントは同率の場合の登場数だと。少ない方が『存在感が大きい』ということで上位になるらしいぞ」 1位:龍宮真名:63→(-8) 2位:相坂さよ:57↑29(+16) 3位:明石裕奈:50↑4(+5) 4位:和泉亜子:48↑1(±0) 5位:大河内アキラ:45↑3(+3) ――ここまでスレの主役級―― 6位:雪広あやか:37↑8(+8) 7位:佐々木まき絵:36(15)↑19(+16) 8位:長谷川千雨:36(17)↓4(-13) 9位:早乙女ハルナ:35(15)↓7(-19) 10位:朝倉和美:35(19)↑14(+14) 11位:鳴滝風香:33↓5(-14) 12位:春日美空:31↓3(-10) 13位:那波千鶴:29↑15(+11) 14位:Zazie Rainyday:28(11)↓2(-8) 15位:釘宮円:28(14)↑4(+2) 16位:神楽坂明日菜:28(15)↓4(+3) ハルナ「隊長が見え…って、さよちゃんが6ポイント差につけてる〜! SS二つ分だよね」 千雨「つーか今回上下変動だいぶ激しいだろ。那波が上位とか聞いたことねーぞ」 ザジ(ちう……かなり下がってる……でも近くなったかも……) ゆえ「さて、続いて下位の発表になります。大変動の起こっている今回のランキング、空気はいったい誰でしょうか」 32-69 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 18 37 ID ??? 17位:村上夏美:27(11)↓6(-12) 長瀬楓:27(11)↓7(13) 19位:柿崎美砂:27(13)↑4(+5) 20位:葉加瀬聡美:24↓3(-4) 21位:椎名桜子:23↑7(+5) 22位:桜咲刹那:22(9)↓19(-27) 鳴滝史伽:22(9)↓9(-9) ――ここからデッドゾーン―― 24位:綾瀬夕映:19(7)↓6(-7) 超鈴音:19(8)↓8(-8) 26位:近衛木乃香:17↑2(-4) 27位:古菲:15↑3(-2) 28位:Evangeline.A.K.McDowell:14(6)↓14(-15) 四葉五月:14(6)↓1(-5) 30位:絡繰茶々丸:12↓8(-13) 【空気】宮崎のどか:7↓10(-18) ゆえ「というわけで、今回はのどかが空気となってしまったです。これだけ大きな順位変動は想定外です…… 例によって記念品と――シスターMより小包が届いているです」 ハルナ「のどかぁぁぁ! おねーさんと一緒に図書館組デッドゾーン脱出するって約束はどこいったのよぉぉぉ!」 千雨「脱出できてないのは綾瀬もだろうが。それより思ったより柿崎が伸びてないのが気になるな」 ザジ(エヴァさん……やっぱり2スレに一度急落下してる……) ゆえ「それはさておき、個別分析に移るです。今回は前回のような事故は許されませんですよ」 32-70 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 19 07 ID ??? 〜1番:相坂さよ〜 属性:幽霊、ドジっ娘、憑依、一途 想人:朝倉和美(本命)、和泉亜子(友達)、明石裕奈(憑依対象)、エヴァ(長寿仲間) ゆえ「今回見事2位まで迫ったさよさん。主役作があと2つ投下されていたら同率1位でした」 ハルナ「見事なまでにさよちゃん祭りだったからね〜。ついにレギュラーも獲得したみたいだし」 千雨「柿崎祭りの陰に隠れてたが、これだけポイント稼いでたわけだな」 〜2番:明石裕奈〜 属性:ネコ語、霊媒、けだものさん 想人:和泉亜子(本命)、相坂さよ(憑依)、大河内アキラ&佐々木まき絵(運動部仲間)、せつな(なかよし) ゆえ「亜子さんを抜いて急浮上。とはいえ相変わらず大活躍組ですね」 ハルナ「ブルジョワいいんちょとの関連で運動部ネタ増加、加えてあこゆな効果だね」 千雨「ネコ語っつーかネコ属性は半公式化してきたな…おっと、これ以上は単行本派にマズイか」 〜3番:朝倉和美〜 属性:パパラッチ、一途、イベント屋 想人:相坂さよ(本命) ゆえ「さよさん効果により急浮上。ミラーワールドでの活躍も気になるです」 ハルナ「和美もエヴァちゃん同様、浮上と下降を繰り返してるね。一時的に使いやすいのかなぁ?」 千雨「順位変動の激しいヤツとそうでないヤツだけ調べてみるのも傾向分析だろ? やりゃいいじゃねーか」 ゆえ「放送室が直ったら過去データと照らし合わせて特集組んでみましょうか。考慮しておくです」 ハルナ「ザジちゃ〜ん、喋らないとラジオだから聞こえないよ〜?」 ザジ「ちう……まだだから……」 32-71 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 19 53 ID ??? 〜4番:綾瀬夕映〜 属性:神社仏閣マニア、味覚異常、もるです、カカオかよwwwww 想人:ネギ先生(公式)、早乙女ハルナ(親友以上?)、宮崎のどか(親友)、近衛木乃香(図書館組) ハルナ「うーん、惜しいなぁ。後一歩でデッドゾーン脱出だったんだけどねぇ」 ゆえ「…それ以前にこの属性設定を何とかして欲しいのですが」 千雨「最後の方とか属性じゃなくて単なるネタになってるじゃねーか」 ハルナ「あぁん、おねーさんの愛情表現なのにぃ」 ゆえ つ[オカカチョコ] ハルナ「ちょ、おま、やめ……ふぐぅ?!」 〜5番:和泉亜子〜 属性:たゆリスト、一途、ナース 想人:明石裕奈(本命)、相坂さよ(友達)、釘宮円(姉貴分)、鳴滝史伽(妹分)、大河内アキラ&佐々木まき絵(運動部)、たゆれる人 ゆえ「亜子さんといえば甘々たゆリスト。もはや定説です」 千雨「また随分前の死語をもってきたな。明石同様、普段以上に運動部ネタで伸びてる感じだな」 ハルナ「う〜気分悪い……ちょっと亜子んとこで休んでこようかな」 千雨(…超にいい検体が手に入ったと伝えておくか) 〜6番:大河内アキラ〜 属性:水泳部、物静か、M子とシンクロ 想人:龍宮真名(本命)、ザジ(友人)、運動部のメンバー ゆえ「前々回あたりから少しずつ勢いが落ちてきていたようですが、今回一気に活躍の場を増やしてるです」 千雨「龍宮が登場する時は大抵大河内の名前を口走ってるからボーナスポイントが入りやすいんだろ」 ハルナ「それにしても今回運動部はみんな高ランクにつけてるよね。 まき絵のキャラが確立、浸透してきてから運動部自体(いいんちょ絡めて)でのネタが出やすくなったのかな」 ゆえ「ハ、ハルナがまともな考察してるです……」 32-72 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 20 20 26 ID ??? 〜7番:柿崎美砂〜 属性:へべれけさん、彼氏持ち 想人:彼氏(公式)、釘宮円&椎名桜子(チア)、和泉亜子(でこぴんロケット)、龍宮真名(飲み友達?) ゆえ「誕生日に起きた祭りによってかなりのポイントを…と思いきや、実はいつもとあまり変わってないです」 ハルナ「秘密は簡単。確かに誕生日の時に美砂を祝うためのSSは大量投下されたわ。 ただ、ね。ちょっと見直してみれば分かるけど、美砂自体が単独主役を張ってるSSはそんなに多くないの」 千雨「ポイント制の厳しいところだな。ついでに誕生会が舞台になってるだけあって、参加人数が多い。 参加してるメンバー全員にポイントが振り分けられてるから、結果的に全体が底上げされちまうわけだ」 ザジ「…勝った負けた、みたいな見方は違う。みんなが楽しんでれば、それでいいの」 〜8番:神楽坂明日菜〜 属性:ツンデレ、キス魔 想人:高畑先生(公式…?)、ネギ(半公式?)、雪広あやか ゆえ「なんというか、本家の方での立ち位置が微妙になりつつあるアスナさんです」 ハルナ「ちなみに前回レギュラー作での登場は一回だけ。まぁ、10日で埋まっちゃったからなぁ」 千雨「VIPとまでは言わんが、ここ最近稀に見る早さではあったな」 〜9番:春日美空〜 属性: 、シスター 想人:シャークティ(本命)、釘宮円(?) ゆえ「……たった今気付きました。 いいんちょさんのブルジョワストーリは運動部の話だとばかり思っていたですが、美空さんは入ってないですね」 ハルナ「真性空気とはかくも恐ろしいものなのね。毎スレごとの空気とはまた違う属性だわ」 千雨「お前らなぁ……それはさておき、こいつもミラーワールドのスポットがあたってるんだったか」 ゆえ「彼女が敵か味方か、或いは誰かが乱入するのか。非常に楽しみなところです」 32-82 32-82 名前:明日菜 唇[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 21 06 25 ID ??? 明日菜 唇 34 人前で肌をさらすのはとても恥ずかしい。やろうとしてできることではないと思う だから・・・高音さんはすごいと思う 高音 「違います!!!脱ぎたくて脱いだんじゃありません!!」 明日菜 「だって、脱いでるでしょ?」 高音 「脱がされているんです!!!ネギ先生に!!あのロボットに!!」 明日菜 「高音さん、恋人だっているのに・・」 高音 「こ、恋人!!誰のことですか!?」 明日菜 「え?愛衣ちゃんじゃないの?」 高音 「め、愛衣は・・・そう、妹です!!!恋人じゃありません!!」 明日菜 「ふうん・・ほんと?」 高音 「ほ、本当です!!私にその気はありません!!」 明日菜 「じゃあ、確かめてみましょうか」 高音 「え?」 私はすっと高音さんに近づくと、ぴたりと身を寄せて抱きつきました 高音 「何を・・・むぐっ!」 唇を重ねてみる。そして味の確認。ここで愛衣ちゃんの味がすれば・・・ 味はしなかった。高音さんの言うとおり、そんな関係ではないんだ しばらくして私は唇を離す 明日菜 「愛衣ちゃんの味はしない・・・キスしたことはないんだ」 高音 「せ、責任取ってくださいね〜!!!」 かけてゆく高音さん。その台詞、ネギにも言ったような・・ でも誰が責任を取ればいいのかな? まだ脱がされたりしそうだから、責任を取らなきゃいけない人が増えそうね 完 32-99 32-99 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 22 01 33 ID ??? 明日菜いいんちょ劇場 何をしていなくても時は過ぎていく。子供は大人へ。 だが心は子供のままな人もいる。 「明日菜さん」 いいんちょこと雪広あやかは補習をサボって寝ていた明日菜を見つけてたたき起こす。 「う、いいんちょ?」 気だるそうに上半身を起こし伸びをする明日菜。 「補習サボりとはいい度胸ですわね」 「だってだるいんだもん、毎日同じことの繰り返しでさ」 答えにならない返事をして何とかはぐらかそうとする明日菜。あやかはため息をつく。 「明日菜さん!3年生ならもう立派な受験生でしょう!今後の進路とか考えてないのですか」 15歳、そして中学3年生。子供でも大人でもない微妙な年頃。 これからの進路は自分で見つけなくてはならない。通常であればエスカレーター式に高校へと進学できるが 3−Aは2年の頃、万年ビリ組だったのである。 いくらエスカレーター式とはいえ学力に付いていけずに留年など結末が用意される。 「ホントに変わらないね、いいんちょは。今も昔も仕切りたがりでさ…」 「当たり前です!あなたももう子供ではないのですから、少しはそれらしい行動くらい取りなさい!」 少し一喝すると少し疲れたのか明日菜の横に座った。 「あははは」 明日菜は声を出して笑った。 「何がおかしいのですの!」 「だっていいんちょ、子供じゃないって言ったってあんたも十分子供じゃない。ネギ見つけたら飛び込んだり ちょっとからかったらすぐにムキになって食って掛かったり」 32-100 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/18(木) 22 02 06 ID ??? 「…」 恥ずかしながら反論できなかった。 「…子供じゃいけないのかな」 「―…」 明日菜の言葉に少し黙り込んでしまうあやか。 「いいんちょはどうしてそんなに大人になりたいの?」 大人になりたい。 「大人になんていつだってなれるじゃない」 そうすれば辛いことも耐えられるから。 「そう急ぎ足しなくたって、もうすぐ私ら子供じゃなくなるんだから」 あの日、生まれるはずだった弟が死んだあの日。 小学生だったあやかは泣いた。夜通し泣き続けた。とても辛く、とても悲しい。 どんなに時間を戻して欲しい思っても時間は戻らない。それに戻ったところで弟を自分の力で助けられることも出来ない。 だから思った。早く大人になる。 そのために必死で勉強して雪広財閥の令嬢としての作法を学び、覚えられることはなんでも覚えた。 何があっても自分が先頭に立ってみんなを守れるように。 だがそれは自分の悲しい気持ちを隠すためだった。 本当は大人になれば悲しいことはみんな平気になると思っていたから。 この歳になって気付いた。 平気になったのではなく、あの感情ごと忘れようとしたのだ。 しかし、昔からいた明日菜や担任のネギのことがあり少しずつそれを受け入れようとしていた。 「…今年で最後だね」 明日菜の一言、今年が終われば3−Aの生徒は全員バラバラになる。 最後なんかじゃないと、言おうとして言えなかった。 32-101 名前:マロン名無しさん[] 投稿日:2006/05/18(木) 22 02 39 ID Dl6rGWgp どんなにしてもいずれは道が分かれていくのは確か、それは悲しんだってどうにもならない。 そのまま立ち上がろうとしたが明日菜の手がそれを阻んだ。 「しばらく居て」 明日菜はそっとあやかを抱きしめる。 「あんただけ大人になっても困るだけなのよ」 その言葉に抱きしめる腕に少しだけ力が入る。 少しずつ失っていく子供染みた感情。 それすらも受け入れなくてはならないと思うと、あやかは皮肉染みたため息をついた。 完 32-118 32-118 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/19(金) 00 46 22 ID ??? 風香 甘えん坊将軍 1/7 むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです 今日は将軍様ではなく、せつなちゃんの一日を追ってみようと思います 朝、日が昇り始めた頃せつなちゃんは布団から出ます せつな 「ふにゃぁ・・・」 まだ眠そうに布団から出てくるせつなちゃん。ごしごしと目をこすります せつな 「ねこさん・・あさだよ」 と、隣で寝ている裕奈さんを声をかけて起こそうとします。でも裕奈さんは起きません ※一緒に寝ているだけですよ、誤解の無いように・・・ せつな 「もう・・おきないとごはんあげないよ?」 そう声をかけても裕奈さんは起きません。気持ちよさそうに寝ています 裕奈 「ごろごろごろ・・・」 せつな 「ふぅ、しかたないなぁ。それならせんせいをおこしにいこう」 こうしてせつなちゃんはいつものようにみんなを起こして回ります せつな 「せんせい、おきてよう・・」 亜子先生のお部屋に来たせつなちゃん。亜子先生を起こそうとします ですが亜子先生に起きる気配はありません。昨夜、遊び人の美砂さんと飲み歩いていたので無理はないでしょう せつな 「むー、なんでみんなおきてくれないの?」 むくれるせつなちゃん。でも先生は起きません と、困っているところにアキラさんが現れました 32-119 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/19(金) 00 47 50 ID ??? 2/7 アキラ 「おはよう・・」 せつな 「あねうえ、おはよう!!」 さすがは養生所の良心、アキラさんです。お目覚めも良いようです アキラ 「みんなはまだ起きないの?」 せつな 「うん。ねこさんも、せんせいもおきないの」 アキラ 「しかたないな・・・裕奈と先生は放っておこう、患者の皆さんを起こしてきて」 せつな 「はーい」 こうしてせつなちゃんは、養生所の患者さんを起こしにいきます 養生所の入院患者さんの数はそんなに多くはありませんが、結構重症な人がいます そんな人たちのためのご飯をアキラさんとせつなちゃんは用意します せつな 「ごはんですよ〜」 患者1 「いつもありがとうね」 患者2 「ありがたやありがたや・・」 せつな 「のこしたらだめですよ、ゆっくり、よくかんでたべてくださいね」 患者1 「はいはい」 やがて患者さんの食事が終わり、その後片付けをせつなちゃんとアキラさんはします それからせつなちゃんたちの食事が始まるのです せつな 「いただきます」 アキラ 「いただきます」 お部屋にはせつなちゃんとアキラさんの二人、裕奈さんと亜子先生はまだ起きてこないようです 32-120 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/19(金) 00 48 23 ID ??? 3/7 箸が進み、朝ご飯の半分が無くなった頃でした せつな 「ねこさん、おきてこないなら・・。おさかなさんたべちゃっていいよね」 せつなちゃん、どうやら育ち盛りのようです。ゆっくりと箸を裕奈さんのお膳の焼き魚に近づけました すると・・・ 裕奈 「にゃぁぁぁ!!!」 いきなり裕奈さんが飛び込んできて、お膳にしがみついたのでした そして悲しそうに泣いて、せつなちゃんを見つめます 裕奈 「にゃぅぅ・・」 せつな 「もう、はやくおきないからだよ!わかった?」 裕奈 「にゃ!」 少しうれしそうにほほえむ裕奈さん。でも明日には忘れているような気がします こうして三人はお食事を済ませます。残った亜子先生のお食事はせつなちゃんと裕奈さんで分けて食べてしまいました 結局お昼まで亜子先生はおきてこなかったので、問題はないようです そして食事後・・・ せつなちゃんと裕奈さんはお洗濯とお掃除をします 廊下をぞうきんでふいたり、お洗濯物を干したり結構忙しかったりします もっとも裕奈さんはあんまりまじめにやっていないようですが・・ 32-121 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/19(金) 00 49 22 ID ??? 4/7 日も上がったお昼、ここに来て亜子先生は目を覚まします 亜子 「ふわあぁぁ・・・もう朝か?」 せつな 「なにいってるの、せんせい。もうおひるだよ」 亜子 「昨日はしこたま飲んだからなあ、まだ酒がぬけへん。もう一眠りするかな」 アキラ 「ダメ、患者さんが待ってる。ここで寝たらお尻からカカオ突っ込むから」 亜子 「・・・きっついな」 せつな 「せんせい、がんばって」 亜子 「顔洗ろてくるわ、それまでにご飯頼むで」 せつな 「わかりました!」 亜子先生がおきて、せつなちゃんは自分の仕事を終えたと思ったようで、とてもうれしそうです お昼ご飯が終われば、せつなちゃんと裕奈さんは意外と暇になります 患者さんのお話相手になったり、お庭で遊んだり、時々将軍様も来るのでお茶を運んだりとそのくらいです だから、気持ちの良いお天気の時は縁側で裕奈さんと寝てしまうこともあります こうして夕暮れまでは緩やかなときが過ぎていきます 夕暮れ・・ここから一人の患者さんが増えます 和泉養生所の奥に、一つの小さなお部屋があります とても重症な患者さんで、日の光が苦手が患者さんなのです 32-122 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/19(金) 00 55 06 ID ??? 5/7 せつな 「きょうはえばさんのところにいっていいの?」 アキラ 「今日は調子が良いようだから・・いいよ。でもお風呂に入ってからね」 せつな 「やったあ!!ねこさん、いこ!!」 裕奈 「にゃ!!」 とたとたと、二人は奥にかけていきます その姿をアキラさんは少し寂しそうに見ていました せつな 「えばさん、はいっていいですか?」 光が入りにくい構造の奥の部屋、その部屋のふすまの前に二人は立っています 湯上がりのほかほかです しばらくして中から声が聞こえてきました ?? 「せつなちゃんかい?お入り」 せつな 「こんばんわ〜」 せつなちゃんはそうっとふすまを開くと、ゆっくりと中に入っていきました 部屋の中は薄暗く、窓はすべて閉じられていました 中には布団が一つあり、そこには一人の少女が寝ています エヴァ 「またお話を聞きに来たのかい?」 せつな 「はい、まはおはなしがききたいです」 裕奈 「にゃ」 エヴァ 「そうかいそうかい。じゃあ、今日は何のお話をしてやろうかね・・・」 この少女、見た目はせつなちゃんたちより遙かに幼く見え、まるで外国のお人形のような金髪の美少女です しかし、言葉遣いはお婆さんそのものです その少女は二人が部屋に入ってくるのを見ると、ゆっくりと寝ていた上体を起こしました 二人は少女の太もものあたりに寝転がると、わくわくした表情でエヴァさんを見つめます そんな二人を見つめるエヴァさんは、一つ小さくほほえむと昔話を語りかけたのでした エヴァ 「では。むか〜し、むかし。あるところに・・・」 32-124 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/19(金) 00 58 45 ID ??? 7/7 アキラ 「じゃあ、二人を部屋に連れて行くね」 エヴァ 「風邪を引かせんようにな。その子らが苦しむのは私は見とうない」 アキラ 「ちょっとぐらい風邪を引いておとなしくなった方が・・いいかも」 エヴァ 「元気なのはいい事じゃ。ありすぎるくらいで丁度ええ」 アキラ 「寝かせてくる」 エヴァ 「アキラさん。その・・すまんが、後でアレをお願いしたいんじゃが」 アキラ 「血が・・・吸いたくなったの?」 エヴァ 「すまん。もう我慢ができんのじゃ」 アキラ 「わかった。すぐ戻るから待ってて」 エヴァ 「この吸血の呪いの躰、忌々しい」 アキラ 「エヴァさんの吸血、気持ちいいから・・別にいいよ。嫌いじゃない」 エヴァ 「すまないのう」 しばらくして、アキラさんは二人を寝室に運ぶと一緒の布団に寝かせました 身を寄り添って、二人は気持ちよさそうに眠ります アキラ 「おやすみ」 アキラさんはそう言うと、二人の頬におやすみの口づけをします こうしてせつなちゃんの一日は終わります この後、エヴァさんの部屋から小さなアキラさんのあえぎ声が聞こえました 中でアキラさんはエヴァさんになにをされたか? それは亜子先生ですら知らないのです 完 前ページ次ページSSまとめ
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砂時計 警視庁強行犯係捜査日誌 題名:砂時計 警視庁強行犯係捜査日誌 作者:香納諒一 発行:徳間書店 2023.10.31 初版 価格:¥2,000 ほとんど国内小説を読まなくなってしまったのは、今の国内ミステリの作家が知らない人ばかりになってしまったからである。読者とともに作家も歳を取り、ぼくという読者より大抵年上であった作家たちの新しい作品が製造中止のような状態になってしまったからである。基本的には新しい作家の新しい作品に関する情報を自分が積極的に手に入れようとしていないこともあるが、かつて愛読していた既知の作家の名前が書店から消えてゆき、国産ミステリ作品の顔ぶれが相当に入れ替わってしまっている現状に相当面食らってしまっているのだ。 本書の書き手である香納諒一は、ぼくという読者から見て最初から年下の方であったし、彼の作品はデビュー当初から全作読んでいるので、自分の心にはとても馴染む。作風も良い意味で個性を変えることなく、エンターテインメントの中に落ち着いた人間描写の陰影をきらりと見せる。人間だからこそ経験してしまう人生の光と影との交錯するドラマには、その上情感が漂う。バリエーションにも富んでいるため、飽きることなく全部読んで楽しめる貴重な作家の一人である。 本書は、久々に長編作品ではなかった。そう言えばこの人は短編の切れ味も鋭い作家なのであった。本書では短編というよりも、中編小説集である。一作百ページ強の作品が、一冊で三作楽しめた。それも、どれも異なる妙味で味わえるから、多方向的にこの作家の作風のあれこれを楽しむことができた。 本書のサブタイトルの通り、大河内部長刑事を軸に捜査活動を続ける警視庁強行犯係のお馴染みの刑事たちの捜査活動を通して人間と犯罪の綾を描いた作品である。 個人的には、二つの捜査作品に挟まれた『日和見課長の休日』が、個性的でお気に入りだ。むしろ三作の中では番外編と言ってもよいかもしれない。比較的地味なキャラクターである小林係長が、浅草で妻と娘と家族三人で休日を楽しんでいたところ、若かりし頃の元寮長と渾名を冠せられていた懐かしいお婆さんに出会うことから、このストーリーは始まる。元同僚であった刑事の隅田川での不審な自死を伝えられ、事の真相を調べるように依頼されたのだ。小林係長は、家族との休日を楽しんでいたのだが、舟遊び・食事・買物などの最中に、ひょいと抜け出してはこの事件を調べてゆく。急に舞い込んだ私的捜査と家族との団らんという大切な行事の二つを同日にこなす、というアクロバティックな物語が見事に展開してゆく。通常捜査小説のフォーマットを少し外れたこのような番外編が、実はぼくは好きである。遊び心という、逆立ちした求心力のようなものだろうか。 標題の『砂時計』と『夢去りし街角』は、それぞれに人間同士が綾なう弱さと複雑さのコンチェルトのようなミステリである。『砂時計』はその不思議なタイトルの理由がラストシーンで登場するところが読みどころ、かつ胸アツどころ。『夢去りし街角』は、音楽を志す者たちの夢と日常を背景に、目黒川の花見で賑わう時期の殺人という難事件が相まって、音楽を趣味とするぼくとしては個人的には親しみのわく作品であった。 香納作品の特徴である地取り捜査の魅力が、本書の三作ではどの作品でも活きている。兼ねがね言っているように、この作家の特徴とも言える地理的舞台設定が秀逸で、本書では、東京の各所の特色や日本特有の季節感が活き活きと物語の背景を飾る。東京で生まれ、学び、働いていたかつての自分にとってもちろんのこと、東京を知らない人間が読んでも、具体的描写や東京の持つ独特の空気感はきっと読者の多くに伝わると思う。人間の愛憎劇をミステリの奥で描くにはこうした要素も必須のものであるようにぼくは感じる。映画でも小説でも、その土地という空気感があってこそ初めて、そこを行き交う人間たちが活写されるようにぼくは思う。無論知らない土地であれ、馴染みの土地であれ。 昨今富みに作家としての円熟味を感じさせてくれるこれもまた最新の秀逸な作品集である。雑誌連載の作品集ではなく書き下ろしというところも、湯気が出ているようで、何となくほっとさせられる。 (2023.12.20)